短歌
大和市さくら文芸祭「短歌の部」の受賞作品です。作品をクリックすると、各作品の審査員講評をご覧いただけます。
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令和元年度 | 最優秀賞 | 高橋 敦子 | 胸元に抱へきれない漣の放つ光をこぼしゆく鴨 |
令和元年度 | 優秀賞 | 熊谷 うめ | 消しがたき過去と思へばアルバムもしまい置きたり盲しいの今も |
令和元年度 | 優秀賞 | 小林 宏子 | 受験する少女暗記の声ひびきばあばも合せる枕草子 |
令和元年度 | 優秀賞 | 長谷部 誠一 | 氷山が解け水位増す海水はきっと地球の涙なんだね |
平成30年度 | 最優秀賞 | 阿部 由香里 | あまたなるプラスチックの断片が海の生きもの飲み込んでいる |
平成30年度 | 優秀賞 | 石邊 綾子 | ため息の訳は枯葉のふきだまりふざけてばかりの季節のあとの |
平成30年度 | 優秀賞 | 遠藤 加津樹 | 語り部は同年代の女の子くじけず生きる決意に涙 |
平成30年度 | 優秀賞 | 髙橋 すみ | 新しき御代すこやかに歩まんと卒寿の筋トレ励みて居たり |
平成30年度 | 優秀賞 | 橋本 涼 | 缶を蹴るカランと音はかなしくて平成時代はかえって来ない |
平成29年度 | 最優秀賞 | 吉川 美智子 |
寒き夜の五叉路を渡る目の配り春降る雪のあわれにも似て |
平成29年度 | 優秀賞 | 遠藤 加津樹 | 大会に間に合うように初めての化粧おそわる十七の春 |
平成29年度 | 優秀賞 | 小倉 克允 | 葉書にはあて名になしの印おされもどる紙面に叔母のほほ笑み |
平成29年度 | 優秀賞 | 岸部 澄子 | 友に贈られし苗から育てた夏みかん碧天の下黄金に輝く |
平成29年度 | 優秀賞 | 熊谷 うめ | 山頂の鎮魂の鐘打ちたれば津波の跡地谺返さず |
平成29年度 | 優秀賞 | 小林 宏子 | 手袋の中の百円あたたかし市民バス待つ通院の朝 |
平成29年度 | 優秀賞 | 品田 真央 | シャトルだけ一心不乱に追いかけて夢の中でもラケット握る |
平成29年度 | 優秀賞 | 髙橋 國眞佐 | 離陸待つ爆音木枯しに乗り広がる基地の街今日も青空 |
平成29年度 | 優秀賞 | 髙橋 スミ | 去年よりの通院の先見えて来し銀の産毛の冬木が芽ぐむ |
平成29年度 | 優秀賞 | 冨岡 繁 | バス停で「ご一緒しましょ」白い杖母に教わる小さな勇気 |
平成29年度 | 優秀賞 | 中村 優奏 | ふみちゃんの笑顔に救われ乗りきったバスケ部の日々いま宝もの |
平成29年度 | 優秀賞 | 山崎 正治 | 吾の若き昭和の佳き日残りいる波郷が撮りし写真のなかに |
平成29年度 | 優秀賞 | 山下 榮一 | 「コツコツ」の音ふりあおぐ桜樹を番の小啄鳥はらせんにのぼる |
平成28年度 | 最優秀賞 | 福島 義夫 | 風神に全葉落とされどっしりとけやき大樹は瞑想に入る |
平成28年度 | 優秀賞 | 秋山 和慶 | ひと前で吟じた経験振り返る僕のこころについた筋肉 |
平成28年度 | 優秀賞 | 熊谷 うめ | 桐の木の三本聳える裏庭も一葉散るごと過去となりゆく |
平成28年度 | 優秀賞 | 高橋 敬介 | 高空にジェット気流の二本線消しゴム握って駆け上がりたし |
平成28年度 | 優秀賞 | 橘 貴之 | スーパーの惣菜つくりのパート母 家事もこなしてスーパーレディー |
平成28年度 | 優秀賞 | 中川 德子 | 市役所の百合の木の花清々しスマホに乗せてベッドの君に |
平成28年度 | 優秀賞 | 吉田 美代子 |
シリウスへオー・シャンゼリゼ口ずさみ今日読む本は昨日の続き |
令和元年度 最優秀賞 高橋敦子 |
胸元に抱へきれない漣の 放つ光をこぼしゆく鴨 |
令和元年度 優秀賞 熊谷うめ |
消しがたき過去と思へばアルバムも しまい置きたり盲しいの今も |
令和元年度 優秀賞 小林宏子 |
受験する少女暗記の声ひびき ばあばも合せる枕草子 |
令和元年度 優秀賞 長谷部誠一 |
氷山が解け水位増す海水は きっと地球の涙なんだね |
平成30年度 最優秀賞 阿部由香里 |
あまたなるプラスチックの断片が 海の生きもの飲み込んでいる |
平成30年度 優秀賞 石邊綾子 |
ため息の訳は枯葉のふきだまり ふざけてばかりの季節のあとの |
平成30年度 優秀賞 遠藤加津樹 |
語り部は同年代の女の子 くじけず生きる決意に涙 |
平成30年度 優秀賞 髙橋すみ |
新しき御代すこやかに歩まんと 卒寿の筋トレ励みて居たり |
平成30年度 優秀賞 橋本涼 |
缶を蹴るカランと音はかなしくて平成時代はかえって来ない |
平成29年度 最優秀賞 吉川美智子 |
寒き夜の五叉路を渡る目の配り 春降る雪のあわれにも似て |
平成29年度 優秀賞 遠藤 加津樹 |
大会に間に合うように初めての 化粧おそわる十七の春 |
平成29年度 優秀賞 小倉 克允 |
葉書にはあて名になしの印おされ もどる紙面に叔母のほほ笑み |
平成29年度 優秀賞 岸部 澄子 |
友に贈られし苗から育てた夏みかん 碧天の下黄金に輝く |
平成29年度 優秀賞 熊谷 うめ |
山頂の鎮魂の鐘打ちたれば 津波の跡地谺返さず |
平成29年度 優秀賞 小林 宏子 |
手袋の中の百円あたたかし 市民バス待つ通院の朝 |
平成29年度 優秀賞 品田 真央 |
シャトルだけ一心不乱に追いかけて 夢の中でもラケット握る |
平成29年度 優秀賞 髙橋 國眞佐 |
離陸待つ爆音木枯しに乗り広がる基地の街今日も青空 |
平成29年度 優秀賞 髙橋 スミ |
去年よりの通院の先見えて来し 銀の産毛の冬木が芽ぐむ |
平成29年度 優秀賞 冨岡 繁 |
バス停で「ご一緒しましょ」白い杖 母に教わる小さな勇気 |
平成29年度 優秀賞 中村 優奏 |
ふみちゃんの笑顔に救われ乗りきった バスケ部の日々いま宝もの |
平成29年度 優秀賞 山崎 正治 |
吾の若き昭和の佳き日残りいる 波郷が撮りし写真のなかに |
平成29年度 優秀賞 山下 榮一 |
「コツコツ」の音ふりあおぐ桜樹を 番の小啄鳥はらせんにのぼる |
平成28年度 最優秀賞 福島 義夫 |
風神に全葉落とされどっしりと けやき大樹は瞑想に入る |
平成28年度 優秀賞 秋山 和慶 |
ひと前で吟じた経験振り返る 僕のこころについた筋肉 |
平成28年度 優秀賞 熊谷 うめ |
桐の木の三本聳える裏庭も 一葉散るごと過去となりゆく |
平成28年度 優秀賞 高橋 敬介 |
高空にジェット気流の二本線 消しゴム握って駆け上がりたし |
平成28年度 優秀賞 橘 貴之 |
スーパーの惣菜つくりのパート母 家事もこなしてスーパーレディー |
平成28年度 優秀賞 中川 德子 |
市役所の百合の木の花清々し スマホに乗せてベッドの君に |
平成28年度 優秀賞 吉田 美代子 |
シリウスへオー・シャンゼリゼ 口ずさみ今日読む本は昨日の続き |
