大久保 信昭 さん
アトリエにて




● 絵を始めたきっかけ
「子どもの頃から好きだったですからね。小学生の頃は自分で紙芝居を作って近所の子ども達に見せてましたよ。集まって来たのは女の子ばっかりでしたけど。男の子は戦争ごっこばっかりやってましたからね、その頃は。」
物心ついた頃にはすでに絵を描いていたという大久保さんですが、その後師範学校の学生時代に油絵を描き始めたそうです。
● 絵のモチーフは茅葺き屋根の民家が多いようですが
「小さい頃の郷愁みたいなものがありますね。」
大久保さんのご実家はお寺で、屋根は茅葺きだったそうです。大久保さんのお宅だけでなく、周りの民家もみな茅葺きだったため、茅葺き屋根の民家を見ると、懐かしさがこみ上げて来るのだそうです。
「大和へ引っ越して来た頃、境川の近くに何軒か茅葺き屋根の家があったんですよ。それを絵に描いて、ある展覧会に出品したら入賞しましてね。それをきっかけに民家の絵を描くようになり、全国の民家を訪ねるようになりました。」
● 大久保さんにとっての絵とは
「とても楽しみなものなんですよ。好きなことができるということはとても恵まれていることです。」
大久保さんは、初めて訪ねた地方でも、茅葺きのありそうなところが大体分かるようになっているそうです。地形を見て、この向こう側に茅葺きがあるかなと思うと、本当にそこに茅葺きがあったりする、そのような発見もとても楽しみなことの一つだとおっしゃっていました。
「田舎で民家の絵を描いていると、そこで様々な人との出会いがあるんですよ。その家に住んでいる人、近所の子ども達、そこでの人とのふれあいはとても魅力的なんです。」
今ではダムの湖底に沈んだ村での話、有名な画家が描いた場所を偶然見つけて胸が高鳴った話、一人で茅葺きを守り続けるおばあさんの話など、大久保さんの絵にまつわるエピソードは尽きることがないようです。
● 作品を前にした人に一言
「絵の一枚、一枚に思い出があるんですよ。同じように郷愁を感じてくれたり、心がなごんでくれたりすると一番うれしいですね。」
● 大和市についても一言
「大和には画廊が少ないんですよね。画廊や、本屋の数はその地域の文化のバロメータですからね。大和に文化の香りを匂わせたいなあという思いはあります。美術館ができると本当にいいんですが。人に大和の顔は?と聞かれて思い出すものがないので、そういうものが欲しいですね。」
● 大和美術協会会長として
「美術協会で毎年『大和展』という公募展を市主催の文化祭一般公募展とは別に開催しています。大和の文化レベルを高めたいと思っているのですが、まず第一段階として、芸術文化に対して一人でも多くの人に関心を持ってもらうことを目的としています。」






大久保さんのお話の一部を動画でご覧ください。

動画を見るにはリアルプレーヤー(Basicは無料です)や
WINDOWSメディアプレーヤー(無料)が必要です。
お持ちでない方、ダウンロードはこちらからどうぞ。↓


写生中のエピソードより
(3'17'')
接続環境に合わせ
クリックしてください↓
<ISDN以上用>
<アナログモデム用>
展覧会でうれしかったこと
(1'24'')
接続環境に合わせ
クリックしてください↓
<ISDN以上用>
<アナログモデム用>







(取材:平成12年12月)

作品集

戻る