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厚木基地の航空機騒音などの問題

 大和市は、横浜市や川崎市に並び、県下でも有数の人口が密集した都市です。特に滑走路北側には住宅が密集しており、その人口密度は東京23区に匹敵するほどです。このため、厚木基地の存在は多くの市民の生活に多大な影響を与えています。

厚木基地の航空機騒音と米空母

 

厚木基地の航空機騒音

 厚木基地の航空機騒音の主な原因は、米海軍の空母艦載機によるものです。厚木基地に飛来するジェット機の大部分は、横須賀を事実上の母港とする米空母の艦載機です。艦載機は通常、空母が横須賀に入港する前に洋上から大挙して厚木基地に飛来し、出港後洋上の空母に帰還します。空母が横須賀に入港している間は、艦載機が厚木基地への出入りのための飛行を行うことから、その騒音によって基地周辺住民の生活環境は極度に悪化します。このように、厚木基地周辺の生活環境は空母の動向に左右されるという特徴をもっています。

厚木基地と米空母

米海軍空母ロナルド・レーガン(米海軍ウェブサイトより(U.S.NAVY photo by Chris Cavagnaro))
1973年(昭和48年)10月5日、空母ミッドウェーの横須賀入港以降、空母が横須賀に入港するたびに、その艦載機が厚木基地に飛来するようになり、空母入港期間中に集中して甚大な航空機騒音が発生するようになりました。

 空母ミッドウェーは1991年(平成3年)9月11日、空母インディペンデンスに交替、1998年(平成10年)8月11日には空母キティホークに交替、2008年(平成20年)9月25日に空母ジョージ・ワシントンに交替、さらに2015年(平成27年)10月1日に空母ロナルド・レーガンに交替しました。(各日付はそれぞれの空母が横須賀に入港した日)
 空母の事実上の横須賀母港化により、本市市民は長年にわたり空母艦載機の騒音に悩まされ続けています。

空母ロナルド・レーガン(CVN-76)の概要

排水量 約97,000トン
全長 332.85m
全幅 40.84m
速力 約30ノット
搭載航空機 約85機
就役 2003年7月
●米空母の入出港状況はこちら

夜間連続離着陸訓練(NLP)とデモンストレーションフライト

 

夜間連続離着陸訓練(NLP)

NLPの光跡

 空母が横須賀を出港する際、空母艦載機は地上の滑走路の一部を空母の甲板に見立てて離着陸の訓練を繰り返すFCLP(Field Carrier Landing Practice)を実施します。このうち夜間に実施されるものはNLP(夜間連続離着陸訓練)と呼ばれています。このNLPは、その訓練の特殊性から他に比類のない激烈な騒音を発生させます。特にジェット機によるNLPの騒音は凄まじく、家族の団欒、休養、睡眠等の家庭生活の主要な時間帯に、集中的かつ長時間にわたって行われることから、厚木基地周辺住民に測り知れない苦痛を与えます。
 厚木基地では、1982年(昭和57年)2月から行なわれるようになりました。当初は、三沢基地周辺の降雪などの天候状況により、やむをえず厚木基地で行ったと言われていたこと、また、母港化に際して厚木基地では着陸訓練は行わないと米軍が言明していたことから一時的訓練と考えられていましたが、その後は空母入港のつど繰り返されることとなり、1993年(平成5年)に硫黄島代替訓練施設が提供されるまで、多くのNLPが厚木基地において実施されました。

●厚木基地におけるNLPの実施状況はこちら

※夜間連続離着陸訓練(Night Landing Practice)

 実際の空母への着艦では、艦載機は空母後部にある数十メートルの着艦エリアに張ってあるアレスティング・ワイヤーに、艦載機最後部にあるアレスティング・フックを引っ掛けて停止する。このように空母への着艦は陸上基地への着陸に比べてはるかに高度な技量が要求される。
 そのため、米海軍では艦載機のパイロットの資格として発着艦技能資格制度を採用している。この資格を取得してもパイロットは訓練により常に練度を保つ必要があり、特に長期間の休養、休暇後空母に帰艦するには陸上での離着陸訓練(Field Carrier Landing Practice = FCLP)が課せられている。そのうち、夜間に行われるものを特に夜間連続離着陸訓練(Night Landing Practice = NLP)と呼ぶ。
 着艦訓練では、滑走路の一部を空母の飛行甲板に見立て、滑走路の定められた一点を基点に離着陸を繰り返す。
 特に夜間における着艦には、さらに高度な技能が要求される。
 夜間における空母への着艦を想定して訓練を行う場合、艦載機は基地周辺上空を周回し、そして地上の誘導ライトを頼りに大きな推力を維持しつつ滑走路に進入し、着地後直ちに急上昇し復航する。この一連の飛行を繰り返し行う訓練がNLPであり、パイロットの着艦技量を維持、向上させるために行われている。
 厚木基地では、夕刻から22時までの時間帯に行われることが多い。

硫黄島代替訓練施設

硫黄島

 厚木基地のNLPは、日米両政府間においても大きな問題となりました。
 1989年(平成元年)、国は、厚木基地から南へ約1,200kmの小笠原諸島にある硫黄島での米空母艦載機着陸訓練暫定実施について、在日米海軍司令部と基本的合意に達したことを発表し、三宅島に施設を建設するまでの暫定的なものとして、硫黄島において、代替訓練施設の建設に着手しました。1993年(平成5年)には、当初予定していた全ての施設が完成し、日米合同委員会において施設提供が合意されました。
 1995年(平成7年)以降、NLPのほとんどが硫黄島で行われるようになりましたが、硫黄島の天候その他の事情によっては、厚木基地で激しいNLPが実施される可能性があります。最近では、2012年(平成24年)に、空母の出港が運用上の都合により数日遅れたことから、厚木基地で離着陸訓練が実施され、市民は甚大な騒音被害を受けました。

NLPの日米両国政府了解事項 平成14年2月4日 (PDFファイル)

硫黄島(中硫黄島)

北東-南西方向:8.5km、幅:4.5kmの島であり、基底の直径40km、比高2,000mの大型海底火山の山頂部にある。島内は全体に地温が高く、多くの噴気地帯、硫黄孔がある。島内各所で小規模の水蒸気爆発を起こす。また、2007年(平成19年)6月18日、硫黄島の呼称が「いおうじま」から「いおうとう」に変更された。


デモンストレーションフライト

大和市上空で行なわれていたデモンストレーションフライト

 厚木基地では、1955年(昭和30年)頃から地元住民などとの日米親善を目的として基地の開放が行われています。当時オープンハウスと呼ばれたこの基地開放日においては、1988年(昭和63年)頃からは空母艦載機による展示飛行(デモンストレーションフライト)が行なわれるようになりました。
 このデモンストレーションフライトでは、リハーサル期間も含めて、多数の航空機による編隊飛行や、大和市の住宅密集地上空での急旋回、急上昇、さらには民家に向かっての急降下の繰り返しなど、いわゆる機動展示飛行が行なわれ、市民に多大な騒音被害や墜落等の恐怖等を与えてきました。
 デモンストレーションフライトが実施されると、本市には市民から多くの声が寄せられ、大和市では国や米軍に対して繰り返し強く抗議しました。
 2001年(平成13年)、在日米海軍がこの年の厚木基地におけるデモンストレーションフライトを中止すると発表し、同年12月には、在日米海軍司令部を訪れた大和市長に対して、在日米海軍司令官が2002年(平成14年)のデモンストレーションフライトの中止を表明するとともに、厚木基地周辺住民が展示飛行の実施を望まないなら将来も行わないとの方向性を示しました。
 これ以降、今日に至るまで、厚木基地でのデモンストレーションフライトは実施されていません。

航空機等の事故

 

万一航空機が墜落事故等を起こせば大惨事になることは明白であり、大和市では日頃から航空機事故の防止や安全対策の徹底を国や米軍等に求めております。

 これまでも重大な墜落事故が発生しました。
事故直後の舘野鉄工所
■大和市舘野鉄工所墜落事故
 1964 年(昭和39 年)9 月8 日午前10 時58 分頃F-8C クルセイダー戦闘機が厚木基地を離陸した直後、エンジン故障のため滑走路北側約1,000m 地点の大和市上草柳の舘野鉄工所に激突し広範囲にわたり、機体、燃料が飛散し大惨事を起こしました。この事故で舘野鉄工所の工場、住居が全焼し工場関係者ら5 名が死亡し、3 名が負傷しました。
 
■横浜市緑区荏田町墜落事故
  1977 年(昭和52 年)9 月27 日午後1 時19 分頃、厚木基地を離陸し、洋上の空母ミッドウェーに向かったRF-4B ファントムジェット偵察機が、横浜市緑区荏田町(現 青葉区荏田北)に墜落し機体と共に燃料が飛散し炎上しました。この事故により、2 名の死亡者、7 名の負傷者、家屋の全焼2 棟等の被害が生じました。

厚木基地に関する最近の主な航空機事故と被害状況(県内)

2011年(平成23年)1月1日以降

年月日

 事故種別

機種(所属)

事故発生場所 

被害状況

2011年(平成23年)2月3日

部品落下

ヘリコプター SH-60F(米軍)

寒川町宮山

なし

2011年(平成23年)2月9日

緊急着陸

ヘリコプター SH-60B(米軍)

平塚市中堂馬入ふれあい公園サッカー場

芝生損傷

2012年(平成24年)2月8日

部品落下

ジェット機  EA-6B(米軍)

大和市上草柳

車両破損

2013年(平成25年)2月4日

部品落下

プロペラ機 P-3C(自衛隊)

綾瀬浄水場付近

不明

2013年(平成25年)12月16日

不時着

ヘリコプター MH-60S(米軍)

三浦市三崎埋立地

電柱1本折損等

2014年(平成26年)1月9日

部品落下

ジェット機  FA-18E(米軍)

綾瀬市寺尾北

民家の一部、車両破損 

 

問い合わせ

大和市役所 市長室 基地対策課 (本庁舎3F 案内図
〒242-8601 大和市下鶴間1-1-1
電話:046-260-5310
FAX:046-260-5316
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