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厚木基地に関する最近の動向(その1 在日米軍再編に関わる動向)

在日米軍再編

 日米両国政府は、在日米軍の再編について、「抑止力の維持」と「地元の負担軽減」を柱に協議を進めてきました。2006年(平成18年)5月1日には、最終的な取りまとめとして、「再編実施のための日米のロードマップ」が発表されました。その中で、「地元の負担軽減」については、厚木基地の空母艦載機移駐のほか、再編協議において最大の課題とされた沖縄県の普天間基地の移設・返還や、在沖海兵隊の兵力削減、司令部のグアム移転などが合意されました。このほか、空中給油機の鹿屋基地への訓練移転、航空自衛隊航空総隊司令部の横田基地への移転や米軍機による訓練の分散移転など、日本全国にわたり様々な内容が合意されています。

在日米軍再編図表(平成28年版防衛白書より)

再編実施のための日米のロードマップ(一部抜粋)【2006年5月1日】

4. 厚木飛行場から岩国飛行場への空母艦載機の移駐(厚木基地関連部分抜粋)

●第5空母航空団の厚木飛行場から岩国飛行場への移駐は、F/A-18、EA-6B、E-2C及びC-2航空機から構成され、(1)必要な施設が完成し、(2)訓練空域及び岩国レーダー進入管制空域の調整が行われた後、2014年までに完了する。
●厚木飛行場から行われる継続的な米軍の運用の所要を考慮しつつ、厚木飛行場において、海上自衛隊EP-3、OP-3、UP-3飛行隊等の岩国飛行場からの移駐を受け入れるための必要な施設が整備される。
●恒常的な空母艦載機離発着訓練施設について検討を行うための二国間の枠組みが設けられ、恒常的な施設を2009年7月又はその後のできるだけ早い時期に選定することを目標とする。 


<関連リンク>
日米安全保障協議委員会文書:在日米軍の再編の進展(防衛省ウェブサイト)
再編実施のための日米のロードマップ(防衛省ウェブサイト)
在日米軍などの兵力態勢の再編について(防衛省ウェブサイト)
在日米軍の兵力構成見直し等に関する政府の取組について(平成18年5月30日閣議決定)(防衛省ウェブサイト)
日米同盟:未来のための変革と再編(防衛省ウェブサイト)

滑走路沖合移設工事中の岩国基地(平成18年2月) および厚木基地にかかる在日米軍再編【防衛施設庁(平成18年当時)資料より】

厚木基地にかかる在日米軍再編

厚木基地にかかる在日米軍再編については、「再編実施のための日米のロードマップ」(以下、ロードマップ)において、空母艦載機の厚木飛行場から岩国飛行場への移駐が示され、2014年(平成26年)までに完了させることや、恒常的な空母艦載機離発着訓練施設について、2007年(平成19年)7月又はその後のできるだけ早い時期に選定することを目標とすることなどが示されました。

空母艦載機の移駐について

●2009年(平成21年)の政権交代後の動きと政府の方針
 このような中、2009年(平成21年)9月に発足した連立政権の合意として在日米軍再編などについて見直しの方向で臨むことが示され、その後、在日米軍再編のうち沖縄県普天間基地の移設問題の見直しが政府において進められていることが大きく報道されはじめたものの、厚木基地の空母艦載機移駐の方向性は明らかになっていませんでした。
 2010年(平成22年)1月、国会議員からの質問主意書に対する政府答弁書により、新政権下ではじめて、空母艦載機の移駐はロードマップに従って進めていくという方針が示されました。このほか、同年2月には、空母艦載機の補給処レベルの整備についての質問主意書に対して、国は「補給処レベルの整備を委託されている日本飛行機株式会社の航空機整備事業部については、厚木飛行場から岩国飛行場への空母艦載機の移駐後においても、格納庫を含め、引き続き、厚木飛行場の隣接地に存置されるものと承知しており、現時点において、当該移駐後における空母艦載機の補給処レベルの整備は、当該格納庫において行われることになる」との政府答弁書を閣議決定しています。
 また、同年4月16日には、空母艦載機の訓練は原則として厚木飛行場及びその周辺の訓練空域で行われることはない、との政府答弁書が閣議決定されています。

●空母艦載機の整備に関する本市からの確認
 2010年(平成22年)3月、本市では空母艦載機の整備に関し、国に対して確認等を行いました。空母艦載機の整備には、運用レベル、中間レベル、補給処レベルの3段階がありますが、国によれば、補給処レベルの整備とは航空機本体のオーバーホールのような高度な専門知識や技能を要し、数年毎の定期的な修理と臨時の修理とがある、とのことであり、移駐後における補給処レベルの整備の頻度等に関しては、現時点で具体的に明らかではないが、整備の頻度、整備時の飛行回数は、限定的になるであろう、との回答がありました。

●滑走路沖合移設事業の完了と民間空港の開港
 2010年(平成22年)は空母艦載機移駐に関連する方向性などが徐々に明らかとなるなど、様々な動きがみられはじめました。
 滑走路沖合移設事業が進められていた岩国飛行場の新滑走路は、同年5月29日から運用が開始され、2011年(平成23年)3月31日には、滑走路沖合移設事業が完了しました。
 また、将来の民間航空施設の一部が岩国飛行場に設けられることがロードマップに示されておりましたが、2012年(平成24年)12月13日から「岩国錦帯橋空港」として運用が開始されました。

●空母艦載機移駐の延期
 2013年(平成25年)1月、厚木基地の空母艦載機移駐について、2014年(平成26年)までに完了するとされていた岩国基地への空母艦載機の移駐可能時期が、施設整備の全体工程を見直した結果、2017年(平成29年)頃になる見込みであることが防衛省から本市へ伝えられました。市ではこれを受け、大木大和市長による申し入れや厚木基地騒音対策協議会を通じ、計画通り2014年(平成26年)までに移駐を完了することなどを国に対して強く求めました。
      【参考】防衛省の説明を受けての大木大和市長の申し入れ
      【参考】広報やまと 平成25年2月15日号 厚木基地の空母艦載機移駐の延期について国から説明

 

●厚木飛行場からの空母艦載機の移駐等に関する協議会

 空母艦載機移駐延期の発表に対し、2013年(平成25年)2月5日、神奈川県や基地周辺9市の首長と議長等で構成される厚木基地騒音対策協議会は緊急総会を開催し、日米両国政府間の合意どおり2014年(平成26年)までに移駐を完了させることや、移駐の具体的スケジュールや進捗状況などに関して国等が自治体に情報提供を行うための枠組みを早期に構築することを、国や米軍に要請しました。

 これを受け、同年5月28日、防衛省南関東防衛局、神奈川県及び厚木基地周辺9市の間で、移駐の具体的なスケジュールや進捗状況などについて情報交換等を行うため、「厚木飛行場からの空母艦載機の移駐等に関する協議会」(以下「移駐協議会」)が設置されました。

 さらに、同年11月1日に実施された第2回移駐協議会では、同年10月3日に開催された日米安全保障協議委員会(「2+2」)において、岩国飛行場の海上自衛隊が岩国飛行場に維持されることや厚木飛行場から岩国飛行場への第5空母航空団の諸部隊の移駐が2017年(平成29年)頃までに完了することなどが日米両国政府間で確認されたこと、また、防衛省は、空母艦載機移駐に関わる複数の部署を統括する「空母艦載機の移駐等に関する事業推進チーム」を設置し、移駐を着実に推進するための体制を整備したことなどが説明されました。

 その後、第3回から第5回の移駐協議会では、日米安全保障協議委員会の内容や、移駐の進捗状況、厚木基地周辺住民及び自治体の負担軽減策や、恒常的訓練施設の進捗状況等について協議が行われました。

 2016年(平成28年)5月の第6回移駐協議会では、国から、移駐先の施設整備は着実に進捗しており、移駐後の厚木基地周辺の騒音状況は相当程度軽減されるなどの説明がありました。

 

      【参考】厚木飛行場からの空母艦載機の移駐等に関する協議会(神奈川県ウェブサイト)

 

●移駐先の訓練空域の設定に関する情報提供

 2016年(平成28年)9月に、国(防衛省南関東防衛局)から大和市に対し、ロードマップで移駐の要件とされた訓練空域について、日米間で調整が整い、「岩国臨時留保空域」が11月から設定される予定であるとの説明がありました。

 

●米海軍報道発表に関する情報提供

 2017年(平成29年)1月5日に、国(防衛省南関東防衛局)から大和市に対し、米海軍報道発表(1/5発表)について情報提供がありました。概要は以下のとおりです。

  ・最新の早期警戒機E-2Dホークアイが、2017年2月に旧型機E-2Cホークアイを運用する第115早期警戒飛行隊と交代し、米海兵隊岩国航空基地に前方配備される。
  ・米海軍は、米海軍厚木航空施設から米海兵隊岩国航空基地への第5空母航空団の固定翼機部隊の移駐を段階的に開始する予定。この移駐は、在日米軍再編の一環として、2006年5月の再編実施のための日米のロードマップに従って実施されるもの。
  ・段階的移駐は、日米両政府間で合意した予定に沿って行われ、2017年後半に開始される。

 なお、防衛省から次のとおり補足説明がありました。
     ○ E−2Dの部隊は2月初旬に岩国飛行場へ飛来する予定である。
     ○ 米海軍報道発表中「日米両政府間で合意した予定」については、現時点で決まっているものではなく、今後、日米間の協議が整い次第、その内容を関係自治体に説明する予定である。

●空母艦載機の移駐に関する情報提供

 2017年(平成29年)1月20日に、国(防衛省南関東防衛局)から大和市に対し、空母艦載機の移駐に関する情報提供がありました。概要は以下のとおりです。
  ・E-2Dは、2月に第5空母航空団の一員として加わり、岩国飛行場に飛来し、E-2CからE-2Dに部隊更新する。
  ・E-2Dは、2,3か月程度、岩国飛行場に前方展開し、配備前訓練を実施した後、一旦、空母ロナルド・レーガンに搭載されることになる。
  ・第5空母航空団の厚木飛行場から岩国飛行場への移駐は、2017年後半に開始される予定であるが、早ければ2017年7月以降、空母ロナルド・レーガンが横須賀に寄港する時期になる。
  ・移駐計画は、今後の米側の運用により変更があり得る可能性があるが、現時点における具体的な移駐計画は次のとおり。
     ○2017年11月頃、FA-18(スーパーホーネット)の2部隊が岩国へ移駐
     ○2018年1月頃、EA-18Gの部隊及びC-2の部隊が岩国へ移駐
     ○2018年5月頃、FA-18(スーパーホーネット)の2部隊が岩国へ移駐
  ・この移駐に伴い、軍人等約3,800人が岩国飛行場へ移動する予定。

 なお、防衛省から次のとおり補足説明がありました。
     ○移駐後の空母艦載機の補給処レベルの整備は、岩国飛行場の米軍格納庫内で行われる。

恒常的な空母艦載機の離発着訓練施設選定にかかる国の動き

 2011年(平成23年)6月21日、米国ワシントンにおいて、日米両国政府の外務・防衛両閣僚らにより日米安全保障協議委員会(2プラス2)が開催され、共同文書として、「日米安全保障協議委員会文書 在日米軍の再編の進展」が発表されました。この中で、2006年(平成18年)の再編実施のための日米のロードマップにおいて、「2009年(平成21年)7月又はその後のできるだけ早い時期に選定することを目標とする」ことが示されていた、恒常的な空母艦載機離発着訓練施設について、鹿児島県の馬毛島が検討対象となることを地元に説明することが示されました。
【参考】広報やまと 平成23年8月1日号 NLPと硫黄島に代わる恒常的訓練施設選定の動向

日米安全保障協議委員会文書:在日米軍再編の進展(一部抜粋)【2011年6月21日】

4. 厚木飛行場から岩国飛行場への空母艦載機部隊の移駐(厚木基地関連部分抜粋)

●閣僚は,空母艦載機の岩国飛行場への移駐に必要となる施設の整備及び航空管制の手続を含む訓練空域の調整に関するこれまでの進展を歓迎した。
●日本政府は,新たな自衛隊の施設のため,馬毛島が検討対象となる旨地元に説明することとしている。南西地域における防衛態勢の充実の観点から,同施設は,大規模災害を含む各種事態に対処する際の活動を支援するとともに,通常の訓練等のために使用され,併せて米軍の空母艦載機離発着訓練の恒久的な施設として使用されることになる。閣僚は,長年にわたる問題の解決は,同盟への極めて重要な前向きな貢献となると認識した。

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