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無病息災を願う鉦(かね)の音 薬王院で「双盤念仏」

2019年9月7日

 浄土宗信法寺の別院「薬王院」(大和市上和田2710)で7・8日の2日間、上和田薬王院双盤念佛保存会による「双盤(そうばん)念仏」が行われました。

 この念仏は、仏教の「声明(しょうみょう)」から発達した音声に抑揚をつけて穏やかに発音し、阿弥陀(あみだ)仏の名を唱える「引声(いんぜい)念仏」の一種です。木製の吊り台に吊るした金属製の鉦2個を1組とした「双盤鉦(がね)」と太鼓の音に合わせて念仏を唱えます。40〜80歳代の21人が所属する上和田薬王院双盤念佛保存会によって行われ、1976年に大和市指定重要無形民俗文化財に指定されました。また、鎌倉光明寺の系統を引いたものとされ、無病息災、家運隆昌のご利益があるといわれています。毎年、薬王院の本尊である薬師如来の縁日となる9月8日とその前日に本堂で唱えられます。

 双盤念仏の初日の7日、多くの近隣住民などが集まる境内に、念仏とともに鉦と太鼓の音が響き渡りました。

 また、境内では、「薬師生姜」という芽ショウガが販売され、多くの人が買い求めていました。このショウガは薬師堂を建立したとされる和田義盛が薬効のあるショウガを食べていたことにちなんだもので、食べると眼病に効能があるといわれています。上和田在住の北海恵子さん(69歳)は「10数年前に上和田に来てから、芽ショウガが名物と聞いて毎年買っています。味噌につけて食べるとおいしいです」と笑顔で話していました。

 同保存会の遠藤功一会長は「300年ほど前から地域で続けているものなので、途絶えさせるわけにはいきません。次の世代に引き継いでいかなければならないので、若い方にもぜひ保存会に入ってほしいと思います」と話していました。


問合せ先:大和市役所 文化振興課(市役所2階)  TEL 046−260−5225
 

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