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コロナに負けず 無病息災を祈念 薬王院で「双盤念仏」

2020年09月09日

浄土宗信法寺の別院「薬王院」(大和市上和田2710)で、7日・8日の2日間、上和田薬王院双盤念佛保存会「双盤(そうばん)念仏」が行われました。

この念仏は、仏教の「声明(しょうみょう)」から発達した音声に抑揚をつけて穏やかに発音し、阿弥陀(あみだ)仏の名を唱える「引声(いんぜい)念仏」の一種です。木製の吊り台に吊るした金属製の鉦2個を1組とした「双盤鉦(がね)」と太鼓の音に合わせて念仏を唱えます。40〜70歳代の28人が所属する上和田薬王院双盤念佛保存会によって行われ、1978年に大和市指定重要無形民俗文化財に指定されました。また、鎌倉光明寺の系統を引いたものとされ、無病息災、家運隆昌のご利益があるといわれています。享保元(1716)年の文字が刻まれた鉦を使い続けていることから、太平洋戦争期間の中断時期があったものの、約300年の歴史があると考えられています。

毎年、薬王院の本尊である薬師如来の縁日となる9月8日とその前日に本堂で唱えられますが、今年は新型コロナウイルスの影響で、開催か中止かの難しい判断が必要でした。そのような中、同保存会員から「新型ウイルスへの社会不安が募る今だからこそ、少しでも地域の皆様の無病息災を祈念したい」という声があがり、屋台などの余興を行わない形で開催を決定。風通しの良い屋外で行うため、感染リスクが低いことも開催の後押しとなりました。

期間中は、境内で「薬師生姜」という芽ショウガが販売され、多くの人が買い求めていました。このショウガは、薬師寺を建立したとされる和田義盛が薬効のあるショウガを食べていたことにちなんだもので、食べると眼病に効能があるといわれています。

下和田在住の橋信之さん(78歳)は「地域の催しが軒並み中止になり寂しい中、恒例行事を開催してくれてうれしいです。江戸時代からの伝統がこうして引き継がれていくのは、素晴らしいことだと思います。」と話していました。

同保存会の遠藤功一会長は、「薬師如来は無病息災のシンボルとして地域で親しまれてきました。コロナに対して、実際に目に見える効果があるかは分からないですが、無病息災のご利益がある本尊に双盤念仏をささげることで、地域の人の不安が少しでも和らいでくれるとうれしいです。」と話していました。

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