平成30年度大和市さくら文芸祭「川柳の部」

更新日:2021年08月23日

平成30年度大和市さくら文芸祭「川柳の部」の受賞作品および審査員講評です。

審査員

荻原 美和子

最優秀賞 水戸 浩一

定年のゴール年々遠ざかり

平均寿命が延び、定年を延長する人が少しずつ増えている。健康で働く環境が整ってきたからであろう。少子化の影響もあり、働き方も多様になった。

優秀賞 長田 隆広

ワンタッチ消えゆく紙幣味気なさ

キャッシュレスの普及は目覚ましく、タッチするだけで紙幣やコインを出すこともなく支払いが済む手軽さが受けている。愛着がある紙幣が消える寂しさ。

優秀賞 鈴木 昭子

災害へ打ち勝つ心常に持ち

平成を振り返ると災害に立ち向かう被災者の姿が目に浮かぶ。屈することもなく、強い精神力持ち続ける事は容易ではないと思う。力強い一句。

優秀賞 中田 鈴

戦争がなかった幸に感謝する

その通りであろう。戦後から平成へと戦争を放棄した日本は平和を取り戻した。平穏な暮らしをありがたいと思う。穏やかな日常がこれからも続くと願う。

優秀賞 山口 ひさ乃

ネット化のテンポに悩む老いた脳

インターネットの普及は目を見張る速さで暮らしの中に浸透している。高齢者がネット化に対応できない場合も多いだろう。「老いた脳」が共感を誘う。

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