令和2年度大和市さくら文芸祭「川柳の部」

更新日:2021年08月19日

令和2年度大和市さくら文芸祭「川柳の部」の受賞作品および審査員講評です。

審査員

 荻原 美和子

最優秀賞 竹岡 美恵

自粛して脚力は減り身は肥える

外出の自粛要請が続き、運動不足による体力の衰えや、体重の増減が気になる人が増えている。閉じ籠りが続く状況を具体的に詠んだ、コロナ禍の句。

優秀賞 大宮 啓子

古希すぎて生きてるだけで丸儲け

七十歳を過ぎたら、あとは生きているだけで十分と思う作者。医学の進歩は目覚しく、無理をしないで穏やかに過ごす時間はまだ、たっぷりあると思う。

優秀賞 鈴木 昭子

気の緩み引き締め乗らぬ口車

優しい言葉や親切に考えもせず、つい乗ってしまい被害に遇う人が増えている。気持ちが弾んでいる時はなおのこと。口車に乗らぬと言う自信家も要注意。

優秀賞 鈴木 澄子

マスクつけ手抜き化粧に家計浮き

コロナ禍の感染対策に日々のマスクが欠かせない。化粧をせずに出掛けるのは気楽で、家計に優しいのも有難いこと。忙しい女性の共感を呼ぶ旬の句。

優秀賞 二村 七重子

怖いねとばあちゃんやたら手を洗う

感染予防には、こまめな手洗いが欠かせないと言われるが、何度も手を洗うおばあちゃんの日常を軽いタッチで纏めた。おばあちゃんの行動に共感する。

優秀賞 山ノ井 松枝

それぞれにマスク可愛い通学路

小学生のマスクがなんとも可愛い。ママの手作りや、子供用のおしゃれなマスクもあり、友達とにぎやかに通う児童の平和な情景がストレートに伝わる。

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