旧小倉可光家住宅

更新日:2021年10月08日

旧小倉家住宅は矢倉沢往還の宿場である下鶴間宿にあった商家で、宿場の商家建築として県内でも数少ない建物です。平成7年の解体調査の際、ザシキの床板から墨書きの落書が見つかりました。「安政3年」(1856年)という年紀のほか、大工と思われる「石田利三良」という名前、さらに黒船の絵などが書かれており、日本の開国直後に黒船を見た庶民の驚きのさまをよく表しています。下鶴間ふるさと館として復元されています。

(注意)石田利三良…床板には「豆州加茂郡仁科庄 石田利三良」と書かれてあった。仁科庄とは松崎町・西伊豆町・賀茂村と南伊豆町の一部を含めた地域で、松崎周辺には石田姓の大工がいたことがわかっている。

現在は下鶴間ふるさと館として復元されている旧小倉可光家住宅の写真

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