旧北島忠義家住宅

更新日:2021年08月20日

旧北島家住宅は、江戸時代末期(19世紀半ば)に建てられた住宅で、下鶴間の公所(ぐぞ)集落にありました。屋根は茅葺きの入母屋(いりもや)造りで、建築技術の発達により小川家にはなかった大黒柱と差鴨居(さしがもい)が発生しています。間取りはダイドコロ(土間)に面してザシキとカッテ、上手にオクとナンドの四室からなり、屋根裏は養蚕の作業場でした。部屋の境の柱列がずれている食違い四間取で、江戸時代後期の関東地方南西部の農家に多くみられたものです。旧小川家のような広間型から田の字型になる整形四間取へと変化する過渡的な平面形式といえます。郷土民家園に移築復元されています。

(注意)入母屋造り…寄棟屋根に、切り妻屋根をのせたつくりの建物。

緑の木々の真ん中に寄棟屋根に白いふすまが印象的な旧北島忠義家住宅が建っている写真

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