諏訪神社北辰一刀流奉納額(非公開)
明治19(1886)年に北辰一刀流(ほくしんいっとうりゅう)豊田平之(とよだひらゆき)らによって奉納された武道額で、縦182センチメートル×横273.5センチメートルの大きなものです。北辰一刀流は千葉周作(ちばしゅうさく)を流祖とし、幕末に最もはやった流派です。この奉納額から江戸時代後期に成立した剣術の四つの流派、北辰一刀流・鏡心明智流(きょうしんめいちりゅう)・無刀流(むとうりゅう)・天然理心流(てんねんりしんりゅう)の分布圏を見ることができます。特に北辰一刀流・鏡心明智流・無刀流の分布が判明したことは貴重です。