木造優婆尊尼座像

更新日:2021年08月19日

髪を中央で左右に分けて肩にたらし、口・両眼ともに大きく開いた一種の憤怒相(ふんぬそう)で、歯や舌も克明に刻まれています。像高は40.5センチメートル、寄木造りで玉眼嵌入、肉身部には漆箔(しっぱく)が施されています。製作年代を示す資料は残されていませんが、作風から室町時代後期(15世紀)の造像と推定されます。 旧福田村には、この像にまつわる「姥山」伝説が残されており、子育ての姥さまとして信仰をあつめています。特に子どもの百日咳や長患いに霊験あらたかであると言われています。

着物の部分が赤褐色で肌の部分が金色、あぐらをかいて座り右手は人差し指を立てて膝の上に置き、左手で布のようなものを持っている木造優婆尊尼座像の写真

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