大和市の保育所入所待機児童数が6年連続でゼロに

更新日:2022年02月01日

2021年4月26日

大和市における令和3年4月1日現在の保育所入所待機児童数が、6年連続でゼロとなりました。
 

保育所等の整備を積極的に推進

 大和市では、「子育てするなら絵本のまち」を掲げ、子どもたちが幸せになるよう、子育て支援の取り組みに力を注いでいます。中でも特に力を入れているのが、「働きながら子育てができるようにする」という個別目標の達成です。待機児童を発生させないため、保育所等の整備を積極的に進めています。

 保育所への入所希望者は毎年増え続けており、令和3年4月1日の入所申し込み人数は、昨年よりも245人増えて、過去最多となる4,740人となりました。大和市では、この1年間で新たに保育所2施設、小規模保育事業所6施設を増やすことで、定員数を242人分拡大し、増え続ける保育需要に対応することができました。

 また、保育所等に加え、保育の受け皿として幼稚園の利用を促進しています。今年4月、旧青少年センター跡地にオープンした公私連携型の子育て支援施設「こどもの城」では、市内2か所目となる送迎ステーション事業を開始しました。同事業は、幼稚園の教育時間の前後などに園児の預かり保育を行い、保育所と同様の保育時間を確保するものとなります。

 施設等を整備するだけでなく、2015年からは、ご家庭のニーズにあった保育サービスの情報提供を行う専門の相談員「保育コンシェルジュ」を設置しています。昨年度は、約900件の相談に対応、計82か所の保育所等を最大限に活用し、それぞれのご家庭に寄り添った入所支援を行っています。

 こうしたソフトとハードの両面の取り組みにより、人口10万人以上の県内市では唯一となる、6年連続で待機児童数ゼロを達成しました。

今後も待機児童対策と保育の安全に対する取り組みを実施

 保育所への入所希望者は、今後も増え続けていくと予測していることから、今年度も保育所等の整備を進めるために予算を計上しています。

 また、これまでも睡眠時の赤ちゃんの事故を防ぐため、体動センサーを市内全ての保育施設に配布するなど、保育の質と安全を確保するための取り組みに力を入れてきましたが、今年度からは新たに「巡回支援相談員」を配置。公立保育園で勤務する市の保育士が、定期的に地域の民営保育施設を訪問しながら、重大事故防止のための指導や助言などを行います。

市長コメント

 平成28年4月1日に初めて待機児童ゼロを達成した後も、大和市では積極的に保育施設の整備を行うとともに、幼稚園向けの送迎ステーション事業や一時預かり事業等の子育て支援を幅広く実施する「こどもの城」をオープンするなど保育の受け皿を確保するためにさまざまな施策を精力的に実施してきたことが、6年連続待機児童ゼロという結果につながりました。

 市では、今後も保育需要の増加傾向は続いていくと予測していることから、子育て世代が働きながら安心して子どもを産み育てられるよう、待機児童数ゼロを継続するとともに、切れ目ない子育て支援に全力で取り組んでまいります。

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