古い消火器の破裂事故が発生しています。

更新日:2022年02月01日

平成25年6月20日、宮城県仙台市において、家庭で消火器(加圧式・昭和58年製)を廃棄する際に消火剤粉末を放出させようと操作したところ、消火器が破裂して操作者(70代男性)が負傷(軽症)した事案が発生しました。
また、7月8日には、岡山県倉敷市において、産業廃棄物処理事業者が、事業用の消火器(加圧式・昭和50年製)を廃棄する際に消火剤粉末を放出させようと操作したところ、消火器が破裂して操作者(60代男性)が負傷(重症)した事案が発生しました。
消火器による事故防止のため、容器の腐食や変形等のある消火器は絶対に使用しないでください。

こんな消火器は絶対に使用しないで!非常に危険です。

消火器の底の溶接部とその周辺が腐食されている写真
消火器がへこんで変形している写真
消火器の口の部分に粉がついている写真

腐食等(サビの発生)が見られる消火器は、容器破裂の危険が大きいので、決して薬剤を放射しないよう特に注意して下さい。

消火器の維持管理はどうしたらいいの?

  1. 通行や避難に支障がなく、すぐに持ち出せる場所に設置しましょう。
  2. 高温となる場所や多湿のところには設置しないようにしましょう。(雨風にされされる場所等では、格納箱に収納するなどしてください。)また、厨房室の床面や作業場の地面等の直置きは避け、フックなどにより壁掛けとしましょう。
  3. 地震などで転倒や落下しないように、設置しましょう。
  4. 消火器に表示されている「使用温度範囲」内の場所に設置しましょう。(40度以上のところに設置すると、自然放出するおそれがありますので、高温となる場所の設置は避けるようお願いいたします。)
  5. 6ヶ月に一度は、外観を点検しキズや腐食、ホースのはずれ、安全栓の封印剥れ、経過年数などをチェックしましょう。異常の場合は、専門業者(資格者)に点検を依頼してください。
  6. 消火器は、いざというときに機能が発揮できるように、取扱説明書や容器に記載された注意書きや使用方法をよく読んで正しい維持管理を行ってください。

消火器を廃棄するにはどうしたらいいの?

 不用になった消火器については、ゴミとしての処理はできません。放射、解体等の廃棄処理を自ら行うことなく、購入先又は販売店等に速やかに廃棄処理を依頼(相談)してください。
現在、廃消火器リサイクルシステムが確立されております。下記ホームページで確認してください。

その他、参考ホームページ

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消防本部 予防課 査察指導係
〒242-0018 大和市深見西4-4-6 (消防本部庁舎2階)
電話:046-260-5778

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