大和市の下水道の役割及びあゆみ

更新日:2022年02月01日

下水道の役割

水の循環

私達が、日常生活で使っている水は、自然の中で循環しています。地上に降った雨は、地中に染み込み、地下水や川となり、やがて海に注ぎ込みます。そして、太陽に暖められ、再び雲になり雨となって地上に帰ってくるのです。

私達の暮らしにとってなくてはならない、このきれいな水を生活用水などとして使用し排出しています。

下水道は、この汚れた水を浄化して自然の水の循環に返します。もし、下水道がなかったら、私達が使用した水は、汚れたまま自然の水の循環に入り込み、川や海を汚します。

下水道は、自然を守り、生活環境を改善していく上でなくてはならない施設です。

水質汚濁の防止

生活排水が川に流れている写真

台所で使った油湯や洗濯の洗剤などが混ざった生活排水や工場排水が、処理されないまま河川に流され海に流入すると、水質の汚濁が進行します。下水道は、汚水を収集して、下水処理場で処理・浄化した後、河川に放流することで、川や海の水質汚濁防止に積極的な役割をはたしています。

都市水害の防止

雨量が多く河川が溢れそうになっている写真

日本のように降雨量の多い国では、水害防止のために下水道が欠かせません。下水道は、雨水をすみやかに河川などに流し、都市の低地帯の住居の浸水や水害を防止します。もちろん、このためには、河川の改修を合わせて行うことが重要です。

トイレの水洗化

洋式の水洗トイレの写真

みとり式のトイレに代わって、快適で衛生的なトイレが使えるようになります。

生活環境の改善や美化

整備された広い歩道と側溝を撮影した写真

下水道が整備されると、汚いドブなどがなくなって、悪臭が防止でき、ハエや蚊の発生も防げます。また、道路の水たまりもなくなるなど、下水道の整備は、衛生的で美しい街並みをつくるための基礎的な条件です。

水辺空間とリバーフロント

大きなつり橋のある河川敷でキャンプを楽しんでいる人々の写真

下水道が整備されると、川や池がきれいになってきます。せせらぎやジャブジャブ池などがある親水公園や緑地なども整備することが可能になります。

水辺空間の再生としての、市民が親しめ、潤いのある”水”を主体にした施設の整備は、快適な環境のまちづくりにとってますます重要になっています。このことからも、下水道の整備は都市基盤の整備にとって欠かせない事業です。

下水道のあゆみ

川の水から網ですくっている写真
  • 昭和29年:下水道事業認可
  • 昭和32年:下水道条例制定
  • 昭和44年:下水道管理事務所運転開始(現:中部浄化センター)
  • 昭和45年:下水道使用料徴収開始
  • 昭和57年:中部下水処理場B系運転開始
  • 昭和63年:北部下水処理場運転開始(現:北部浄化センター)
  • 平成10年:市街化区域汚水整備概ね完了

この記事に関するお問合せ先

環境施設農政部 下水道・河川施設課 処理場施設係
〒242-8601 大和市下鶴間1-1-1 (本庁舎4階 案内図)
電話:046-260-5473

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