大和市のナラ枯れ被害について
神奈川県内で拡大しているナラ枯れ被害につきまして、本市でも平成30年度から確認され適宜対応を行っております。
令和2年度には、市内全域の保全緑地や公園などで発見され、広域に拡大しています。
ナラ枯れとは
ナラ枯れとは、ナラ類、シイ・カシ類の樹木にカシノナガキクイムシ(以下、通称のカシナガと表記)が穿入し、樹幹内でナラ菌を
媒介させ、辺材部の通水機能が失われることにより、葉の色が赤褐色になり、最悪の場合は枯死にいたります。
被害対応
ナラ枯れが発生した場合の対応は、その土地の所有者もしくは管理者にお願いしています。
大和市みどり公園課では、樹木医などの専門家を交えて、保全緑地等を巡回し現況の把握に努めております。
市内の公園や緑地などで被害が確認された際には、神奈川県に報告し、薬剤による伐倒燻蒸処理や粘着シートによる被覆処理を行っています。
今後につきましては、被害が市内全域に拡大していることから、倒木の影響が及ばないよう、公園や保全緑地の園路沿いや住宅地付近を優先的に順次対応する予定です。
ナラ枯れの被害木について
ナラ枯れの被害木については、カシナガが樹幹に穿入する際にフラス(樹の細かい粉)を発生させるため、根元にフラスが積もり、それが一つの判断基準になります。
もし、ナラ枯れを発症しても樹木によっては樹液で抵抗し、一部が枯れるだけで枯死せず持ちこたえるものもいます。
例え枯死した状態でも、直ぐに倒木する可能性は低いため、発見した際は先ず、その土地の所有者か管理者に情報提供をお願いします。
関連リンク
国(林野庁)や神奈川県では本件について情報発信をしています。ご参照ください。
国(林野庁)関連リンク先⇒ ナラ枯れ被害(外部リンク)
神奈川県関連リンク先⇒ 森林を保全する(外部リンク)
更新日:2022年02月01日