深見歴史の森
- 所在地 大和市下鶴間字乙五号2714外
- 保全計画面積 12.2ヘクタール
深見歴史の森は、大和市の東の端、国道246号線南の境川沿いに位置しています。中心部の畑を取り巻くように、クヌギ、コナラ等の落葉樹林や、サワラを中心とした針葉樹林があり、その中にシラカシ、シロダモ、ヒサカキ等の常緑樹が混生している自然度豊かな森です。
この地区は、戦国時代の古い城跡があることから「城山」と呼ばれています。深見城と呼ばれるこの城址は、5次に渡る発掘調査の結果、主郭は土塁に囲まれ、さらに内堀と外堀によって二重に守られていることが分かりました。さらに主郭への出入り口にあたる虎口(こぐち)の両側には、横矢と呼ばれる敵の側面に矢を射かけるための構造を設けるなど、攻め手が一気に侵入しないように造られていることが判明しました。こうしたことから、この城は戦の際の陣城であったものと推定されます。現在は木々に覆われ、土塁や堀の跡だけが昔の面影を今に伝えています。
更新日:2022年02月01日