特定都市河川流域における雨水浸透阻害行為の制限
雨水浸透阻害行為
雨水浸透阻害行為とは、土地から流出する雨水の量を増加させるおそれのある行為をいいます。
具体的には、以下のいずれかに該当するものです。

許可が必要となる雨水浸透阻害行為
特定都市河川流域内の宅地等以外の土地で行う1,000平方メートル以上の雨水浸透阻害行為には許可が必要です。特定都市河川流域内及びその付近で、1,000平方メートル程度又は1,000平方メートル以上の開発行為等を行う場合には、下水道・河川施設課へ事前にご相談ください。
許可にあたっては、雨水貯留浸透施設を設置していただくことが必要となります。
雨水貯留浸透施設を設置することで、雨水浸透阻害行為により土地から流出する雨水の量の増加を抑制することができます。
雨水貯留浸透施設とは、雨水を一時的に貯留する又は雨水を地下に浸透させる施設を指し、具体的には貯留槽、調整池、浸透ます等があります。
雨水浸透阻害行為に係る対策工事の工事写真について
最近、雨水浸透阻害行為許可の完了届に添付する工事写真について、出来形確認の写真不足や、一箇所の出来形写真を複数の箇所に転用する虚偽と思われるような報告が増えています。
令和6年10月には出来形写真の不足による雨水浸透貯留施設を掘り起こしての出来形確認や工事のやり直しも行われました。
対策工事による雨水浸透貯留施設には、浸透トレンチや浸透貯留槽など工事完成後には出来形が不可視となる部分が多いため、工事写真は工事を計画通りに施工した証として重要な資料となります。また、出来形が確認できるまで決して検査済とはなりません。
問題なく完了検査を受検できるよう、スタッフやリボンテープ、小黒板を活用し、施工状況や寸法が確認できる写真の提出をお願いいたします。

工事写真の撮影について、詳しくは以下のPDFをご確認ください。
雨水浸透阻害行為に係る対策工事の工事写真について (お願い) (PDFファイル: 516.6KB)
雨水浸透阻害行為の許可申請の流れと申請書類
許可申請の流れと申請書類一覧 (PDFファイル: 125.7KB)
許可申請書類(申請書類等は郵送による受付も実施しています)
事前協議に必要な書類
雨水浸透阻害行為事前相談書(様式−A) (Excelファイル: 38.0KB)
現況土地利用面積集計表(様式−1)、計画土地利用面積集計表(様式−2)、行為前後の土地利用集計表(様式−3) (Excelファイル: 45.0KB)
許可申請に必要な書類
雨水浸透阻害行為許可申請・協議書(別記様式第2) (Wordファイル: 37.0KB)
雨水浸透阻害行為に関する工事及び対策工事の計画説明書(様式第1号) (Wordファイル: 40.5KB)
その他、必要な書類
対策工事に着手したら提出する書類
雨水浸透阻害行為に関する工事着手届出書(様式第4号) (Wordファイル: 33.5KB)
工事完了までに申請内容の変更がある場合に提出する書類
雨水浸透阻害行為変更許可申請・協議書(様式第2号) (Wordファイル: 48.0KB)
雨水浸透阻害行為変更届出書(様式第3号) (Wordファイル: 40.5KB)
工事が完了したときに提出する書類
雨水浸透阻害行為に関する工事完了届出書(別記様式第3) (Wordファイル: 31.0KB)
雨水貯留浸透施設の管理実施計画書(様式12) (Wordファイル: 34.0KB)
調整池容量計算システム
雨水貯留浸透施設を設計する際に、以下の計算システムを利用することができます。詳しい利用方法は、以下のシステムに添付されている「調整池容量計算システム(Microsoft Excel版)マニュアル」をご覧下さい。
調整池容量計算システムの基準降雨は初期値で設定されていますので、下記エクセルファイルを降雨強度の推移表として使用してください。
更新日:2025年01月31日