令和6年度 施政方針【スポーツと文化の取り組み】

更新日:2024年02月26日

スポーツと文化の取り組み

 次に、スポーツと文化の取り組みでございます。

 ウェルビーイングに関する研究や考察には様々なものがありますが、多くの研究において、良好な人間関係がウェルビーイングを実感する要素であると考えられています。人から評価されたり感謝されたりすることによって培われる「自尊心」や「自己肯定感」だけでなく、自分が誰かに「感謝を伝えること」や、相手の気持ちを理解する「共感」もウェルビーイングの実感につながると言われています。こうした気持ちを養うためには、達成感や連帯感をもたらすスポーツも大きな役割を果たすと考えております。

 人は、スポーツをするとお腹が減り、「空腹は最高のスパイス」とも言われるように、その後の食事が美味しく感じられます。また、体を動かすことによる適度な疲労感は質の良い睡眠へとつながります。さらには、身体的な効果だけでなく、仲間を思いやる心、相手を敬う心など、生きるために必要な社会性を育む効果も期待できます。このようにスポーツの持つ力の可能性は多岐にわたっており、私はかねてより、スポーツに取り組む重要性を訴えてまいりました。今後、より多く、より幅広い世代の市民の皆様にスポーツに触れ、楽しんでいただけるよう、施策を進めてまいります。

 

 新年度には、綾瀬市と連携し、大和ゆとりの森と綾瀬スポーツ公園を会場とした新たなスポーツイベントを開催いたします。大和シルフィードや横浜F・マリノスをはじめとする、それぞれの市をホームタウンとする4つのサッカー事業者にもご協力いただき、小学生向けのサッカー教室や誰でも参加できる体験型ブースの設置などを予定しております。今後も他の自治体と連携した催しを模索してまいりたいと考えております。

 また、これまで小中学生向けに開催していた女子サッカー体験会につきましては、中学生より上の世代を対象にしたものも新たに開始いたします。さらに、トップスポーツ観戦デーや大和市民総合スポーツ選手権大会などのイベントを引き続き実施していくことに加え、スポーツフェスタや駅伝競走大会については充実を図るなど、より多くの方にスポーツに親しむ機会を提供してまいります。

 

 文化芸術に関しましては、これまでも、やまと伝統文化フェスティバルや大和市文化祭、大和市さくら文芸祭など、市民の皆様が作品を披露したり、鑑賞して楽しむことができる取り組みを実施してまいりました。新年度には、文化芸術に親しむ機会の充実を図るため、公共の屋外スペースを音楽、大道芸、ダンスなどのパフォーマンスを行う場所として開放し、アーティストの活動を支援する「SORA(そら)アーティスト」事業を新たに実施いたします。

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