管理栄養士の保健活動
健康づくり推進課では、平成25年度から「糖尿病性腎症重症化予防」及び「低栄養予防」のための訪問活動に取り組んでいます。現在は、「高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施」として「口腔機能低下防止」の取組みや「通いの場等における健康・栄養相談」も実施しております。
活動内容や管理栄養士の発表内容等についてご紹介します。
ハイリスクアプローチ
健診データや介護予防アンケート結果より対象者を把握し、個別に栄養相談等を実施しております。
※対象となる方には、個別にご案内を送付いたします。
1.低栄養予防:低栄養状態(やせ)にある方を対象に、介護予防を目指します。
2.口腔機能低下防止:オーラルフレイルのある方を対象に、介護予防を目指します。
3.糖尿病性腎症重症化予防:高血糖や腎臓の機能低下がある方を対象に、重症化予防や新規透析導入防止を目指します。
ポピュレーションアプローチ
令和元年度より高齢者の通いの場(ミニサロン等)において、管理栄養士・歯科衛生士が栄養・口腔の健康教育、個別健康相談を行い、フレイル予防に取組んでおります。
・高齢者の通いの場等における健康・栄養相談
事例紹介、受賞等
日付 | 受賞・事例紹介等 | 具体的内容 |
令和5年10月 | 日本健康会議2023(事例紹介) |
健康状態不明者に対する取組の必要性(管理栄養士による取組紹介) |
令和5年5月 | 日本の栄養政策2023(好取組事例紹介) |
若年女性のやせ及び健康課題の改善~Health & Beauty PROJECT~ |
令和3年12月7日(2021年) | 東京栄養サミット2021(事例紹介) |
地域高齢者に対する栄養の取り組み紹介 |
令和2年9月30日(2020年) | 日本健康会議2020(事例紹介) | 神奈川県大和市の取組~切れ目のない重症化予防を目指して~(管理栄養士による取組紹介) |
令和元年5月21日(2019年) |
経済財政諮問会議(平成30年第6回)(事例紹介) |
社会保障改革の推進に向けた先進・優良事例として「神奈川県大和市の低栄養予防」の取組が紹介される |
平成30年9月20日(2018年) | 第2回高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施に関する有識者会議(事例紹介) | 神奈川県大和市における保健事業と介護予防の一体的実施について |
平成30年7月28日(2018年) | 84selection2018受賞 | 栄養障害の二重負荷の解決に向けた取組として |
平成27年11月16日(2015年) |
厚生労働省 「健康寿命を延ばそう!アワード」受賞 |
「健康都市やまと」の取組み 「外出したくなるまちづくり」と保健師・管理栄養 士の訪問活動」を事例として |
研修&学会発表等
大和市では、行政栄養士の役割と課題を整理するとともに、管理栄養士としての専門性を高め、効果的な栄養活動を展開することを目的に、「大和市管理栄養士スキルアップ研修会」等を実施しています。
研修会名 | 対象 | 内容 |
スキルアップ研修会 | 庁内管理栄養士(常勤) | 各所属の状況及び課題等の情報共有及び意見交換 |
ミニスキルアップ研修会 | 保健活動に従事する庁内の管理栄養士・歯科衛生士(常勤・会計年度任用職員) | 取組の目的や方向性、活動方法の確認、評価結果等の情報共有及び意見交換 |
災害時栄養士活動連絡会 | 庁内管理栄養士(常勤) |
大和市災害時保健活動マニュアル~栄養士活動編~に基づく、平時からの取組み(情報交換及びグループワーク) |
)また、市民のみなさまの健康を守るため、取り組みを分析、評価し、まとめたものを学会等で発表しております。専門家の評価を受けるとともに、その成果を業務に還元し、より良い取り組みにつなげております。
学会名 | 発表内容 | |
令和6年11月 | 第70回神奈川県公衆衛生学会(口演発表) | 若年女性のBMIと体重に関する意識について~大和市女性健診結果から~ |
令和6年9月 | 第71回 日本栄養改善学会学術総会(示説発表) | KDBデータからみた後期高齢者の低栄養の特徴について~大和市高齢者保健事業と介護予防の一体的実施より~ |
令和5年11月 | 第69回 神奈川県公衆衛生学会(口演発表) | 後期高齢者におけるオーラルフレイルと栄養・食事との関連 |
令和5年10月 | 第82回 日本公衆衛生学会総会(口演発表) |
KDBより把握した医療・健診受診状況とフレイルの関連:大和市の悉皆調査による横断研究 |
令和5年6月 | 第23回 日本健康・栄養システム学会(口演発表) |
保健事業と介護予防の一体的実施に向けて |
令和4年6月 | 第64回 日本老年医学会学術集会(口演発表) | 高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施:健康状態不明者の栄養状態に関する課題把握のための横断研究 |
更新日:2024年12月04日