更年期について

更新日:2025年09月12日

更年期とは?

閉経を挟んだ前後10年を、更年期とよびます。

平均的な閉経の年齢は、約50歳と言われているので、その場合は45~55歳が更年期と言えます。

この時期は、女性ホルモンの分泌の変化が起こるため、様々な更年期症状に加えて、脂質異常症をはじめとする生活習慣病にも気を付ける必要が出てくる時期です。

 

更年期を乗り切るための生活習慣とは?

1.睡眠・休養

自律神経のバランスを維持するために、規則正しい睡眠時間を確保し、リラックスの時間を持ちましょう。

だるさや倦怠感から、今までと同じようには出来ないことも増えてきます。

更年期症状は個人差が大きいです。周囲の人の理解があるだけで気持ちを楽にしてくれるので、一人で抱えず、自分の状況をきちんと伝えるようにしましょう。

自分のからだとこころに相談しながら、開き直って無理しないことが大切です。

2.食事

不規則な生活をしていると体内時計が乱れやすく自律神経のバランスもとりにくくなってきます。規則正しく3食、食事をとりましょう。

食事は主食・主菜・副菜のバランスよくとることを意識しましょう。

女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボンや、ホルモンの分泌をする卵巣の動きを促してホルモンバランスを調整する働きのあるビタミンEなどを積極的に摂ることも効果があるといわれています。

大豆イソフラボン:豆腐や納豆、枝豆、おから、味噌などに含まれています。

ビタミンE:アーモンドやほうれん草、かぼちゃ、アボカドなどに多く含まれています。

3.からだを動かす

運動は自律神経のバランスを整え、様々な不快な症状を緩和させることができます。ストレッチや軽いウォーキングなどでも気分転換になりストレス解消につながります。

4.医療機関への相談

更年期症状が辛い場合は、医療機関を受診しましょう。

更年期症状の緩和に有効な治療法として、ホルモン補充療法(HRT)のほか、漢方薬や抗うつ薬を使用した治療法などもあります。

症状によっては、カウンセリングや心理療法も有効です。

更年期障害と似た症状でも、全く別の病気が潜んでいることもあるため、自己判断せず、早めに受診しましょう。

また、更年期以降は、生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症など)や、骨粗しょう症、がんなどのリスクが高まります。

更年期からの健康管理は、その後の健康寿命を延ばすために非常に重要です。

定期的に健康診断やがん検診を受診し、健康状態を把握しましょう。

情報提供コーナー

参考リンク

女性の健康推進室ヘルスケアラボ

ヘルスケアラボはすべての女性の健康を支援するためのサイトです。

更年期障害のチェックや医療機関の検索ができます。

神奈川県性と健康の相談センター

保健師等による健康相談や専門の医師による相談についての情報が掲載されています。

健康相談

市では、保健師による健康相談を行っています。お気軽にご連絡ください。

健康づくり推進課 046-260-5663(平日8:30~17:00)

この記事に関するお問合せ先

健幸・スポーツ部 健康づくり推進課 地域保健活動係
〒242-8601 大和市鶴間1-31-7 (保健福祉センター別館3階 案内図
電話:046-260-5663

お問合せフォーム