更年期について

更新日:2023年11月30日

更年期とは

日本人の女性が閉経(1年間月経がない状態)を迎える年齢は50.5歳といわれており、これを挟んだ前後10年間を「更年期」と呼びます。女性ホルモンが急激に低下する40代から心や体にさまざまな症状が出るといわれています。

更年期症状

症状は個人差があります。代表的な症状は次のようなものがあります。

からだの症状:月経異常、のぼせ、ほてり、発汗、動悸や息切れ、耳鳴り、頭痛やめまい、倦怠感

こころの症状:いらいら、抑うつ感、不安、不眠など

 

更年期障害

更年期症状の中でも症状が重く日常生活に支障をきたす状態を「更年期障害」といいます。男女ともに40歳を過ぎたころからみられます。

一般診療や各種検査にて異常がない場合に更年期障害を考えます。

治療にはホルモン剤などの薬物治療や漢方、食事療法などがあります。カウンセリングが有効の場合もあります。

我慢せずに専門家へ相談しましょう。婦人科や内科、こころの症状が強い場合には心療内科や精神科への受診をお勧めします。

更年期をネガティブに捉えず、いきがいをもって毎日過ごすことが更年期障害の予防といえます。

更年期障害をうまく乗り切るポイント

無理をしない

だるさや倦怠感から今までと同じようにはできないことも増えてきます。自分のからだとこころに相談しながら開き直って無理しないことが大切です。

自律神経のうち交感神経と副交感神経のバランスを維持するためにも十分な睡眠をとることが必要です。

食生活を整える

不規則な生活をしていると体内時計が乱れやすく自律神経のバランスもとりにくくなってきます。規則正しく3食、食事をとりましょう。

食事は主食・主菜・副菜のバランスよくとることを意識しましょう。

女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボンや、ホルモンの分泌をする卵巣の動きを促してホルモンバランスを調整する働きのあるビタミンEなどを積極的に摂ることも効果があるといわれています。

大豆イソフラボン:豆腐や納豆、枝豆、おから、味噌などに含まれています。

ビタミンE:アーモンドやほうれん草、かぼちゃ、アボカドなどに多く含まれています。

からだを動かす

運動は自律神経のバランスを整え、様々な不快な症状を緩和させることができます。ストレッチや軽いウォーキングなどでも気分転換になりストレス解消につながります。

家族や周囲の人に相談する

更年期障害は個人差が大きいです。周囲の人の理解があるだけで気持ちを楽にしてくれます。一人でかかえず自分の状況をきちんと伝えるようにしましょう。

受診をする

更年期障害に似ている疾患もあります。不調を感じたら我慢せずに受診をしましょう。

定期的な健診も大切です。

情報提供コーナー

相談先

市では、保健師による健康相談を行っています。お気軽にご連絡ください。

健康づくり推進課 046-260-5663

平日08:30~17:15まで

参考リンク

女性の健康推進室ヘルスケアラボ

ヘルスケアラボはすべての女性の健康を支援するためのサイトです。

更年期障害のチェックや医療機関の検索ができます。

神奈川県性と健康の相談センター

保健師等による健康相談や専門の医師による相談についての情報が掲載されています。

この記事に関するお問合せ先

健康福祉部 健康づくり推進課 地域保健活動係
〒242-8601 大和市鶴間1-31-7 (保健福祉センター別館3階 案内図
電話:046-260-5663

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