市ゆかりの銀メダリスト本多 灯選手が市長に大会結果を報告

更新日:2022年02月01日

2021年8月21日

市内のスポーツクラブに所属し、東京2020オリンピック競技大会の競泳男子200メートルバタフライで銀メダルを獲得した本多 灯(ともる)選手が、本日13時から、大和市役所3階公室(大和市下鶴間1−1−1)で大木 哲(さとる)・大和市長に大会の結果報告を行いました。

本多選手は、2001年12月31日生まれ、横浜市瀬谷区出身の19歳で、日本大学に在学する大学2年生です。お兄さんの影響で3歳から水泳を始め、5歳からは、つきみ野にあるアリーナつきみ野スポーツクラブに通うようになります。幼稚園の卒業文集には「おおきくなったらだれもぬかせない、プールのせんしゅになりたいです」という目標を書いており、幼い頃から水泳選手を目指していたことがうかがえます。

中学2年生の時には、全国中学校水泳競技大会に初出場。3年生の時には200メートルバタフライと400メートル自由形で準優勝を飾っています。高校に進んだ後も、2年生時にジュニアパンパシフィックで3位になるなど実績を重ねました。転機となったのは、2019年。当時3年生だった本多選手は、学校やチームメイトのアドバイスを受け、インターハイではなく、世界ジュニア選手権への出場を決めます。200メートルバタフライで、結果は準優勝。この結果から、東京2020オリンピックに出られるのではと思い、本格的に目指すようになったと話します。そして、この勢いのまま、同種目で2020年と2021年の日本選手権を連覇し、日本代表の内定を勝ち取りました。

満を持して迎えた、東京2020オリンピック競技大会で、本多選手は全体8位で決勝の舞台(7月28日、東京アクアティクスセンター)に駒を進めます。スタートの合図がかかり、序盤から中盤にかけて4位と好位置をキープ。そして、自身が最大の武器と語るラスト50メートルで2人を抜き去りゴール。自己ベストの1分53秒73で結果は2位、初出場での銀メダル獲得となりました。

今回の訪問は本多選手側から、大会結果の報告をしたいという意向により実現。大和市水泳協会会長・アリーナつきみ野スポーツクラブ支配人の野口 恒明(つねあき)氏とともに訪問いただきました。冒頭で本多選手は、「競泳男子は初日があまり良くない結果だったので、良い流れに変えられればと思っていました。目標としていた1分52秒台には届きませんでしたが、自分としては全てを出し切れた100点満点のレースでした。幼い頃から大和市のチームで練習してきており、それがあっての今だと思っています。感謝しかありません」と感謝の言葉とともに大会結果の報告をしました。その後の歓談の中で大木市長は「銀メダル獲得おめでとうございます。決勝での解説の方の熱狂が今でも耳に残っています。決勝で自己ベストを1秒弱も縮められたのは本当にすごいことだと思います。本多選手はコロナ禍の中でも、日本中に勇気と希望を届けてくれました」と話しました。

メダルを獲得した要因について聞かれた本多選手は「水泳は個人競技と思われがちですが、選手・スタッフを含めた全員でのチームプレーが大事です。周りの方の声かけのおかげで、準決勝が8位で不安な気持ちを払拭し、盛り上げることができたのが大きかったです」と答えました。歓談終了後、大木市長から記念品のステンレスタンブラーの贈呈を行いました。最後に本多選手は「3年後のパリ大会では、金メダルを取って、またここにあいさつに来たいです」と決意を語りました。

今回の訪問に合わせ、市役所1階ロビーでは、銀メダル獲得を祝う横断幕(縦1メートル×横8メートル)の掲示を行っています。

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