国際大会で大和市が受賞 世界が健康都市の施策を評価

更新日:2022年03月16日

2021年11月5日

健康都市の取り組みをプレゼンする大木市長

11月3~5日、「第9回健康都市連合国際大会」が開催され、大和市の健康都市の取り組みが評価を得て、優秀インフラストラクチャー賞を受賞しました。

健康都市とは、「都市の物的・社会的環境の改善を行い、そこに住む人々が互いに助け合い、生活のあらゆる局面で自身の最高の状態を達成するために、都市にあるさまざまな資源を幅広く活用し、常に発展させていく都市」とされています。健康都市連合は、この理念に共感する都市間による国際的なネットワーク。2003年に、WHO(世界保健機関)西太平洋地域事務所の呼びかけにより発足し、今年6月30日現在、世界195の都市と、48の政府機関やNGO、大学といった組織が加盟しています。

健康都市連合国際大会は、同連合が2年に1度実施しているので、各都市が抱える共通の課題に対する講演を行ったり、先進的な取り組みを表彰したりといったことをしています。

大会で表彰される事例は、健康都市の発展度合に応じて評価する「総合表彰(※1)」、大会の個別のテーマに照らした取り組みを評価する「部門表彰(※2)」、そして7つのカテゴリーに合わせた評価をする「WHO表彰(※3)」の、3部門。受賞事例は、事前に各自治体などから応募された施策等を書類審査によって決定し、当日発表されます。今年9月中旬までの応募期間に、世界中の加盟団体から施策等の応募がありました。

今回の大会のメインテーマは、「コロナ禍を超えて、より革新的な都市をめざして」。4日は基調講演や分科会での先進事例の発表などが行われ、5日は表彰というスケジュールになります。今大会は当初、2020年に香港で開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延しているために今年へと延期し、初めてオンライン上での開催となりました。

4日は、テーマごとに電子上で会議室が設けられ、参加自治体などは興味のある会議へと参加します。そのうちの一つ、「COVID-19やその先の対策の強化」というテーマの分科会に、大木哲(さとる)・大和市長が登壇。日本の自治体で初めて制定した「思いやりマスク着用条例」や、ワクチン集団接種のほか、地域の特性や接種状況に合わせて柔軟に会場を設営し、ワクチン接種を行う「別動隊」の取り組みをプレゼンテーションしました。

そして5日、16時から始まった授賞式では、受賞理由とともに、受賞自治体を順次発表していきます。その中で、大和市が計画的に健康都市の施策を進めていたことが評価され、総合表彰の優秀インフラストラクチャー賞を受賞しました。同大会での受賞は、2014年(第6回)の総合表彰と2016年(第7回)の総合表彰、部門表彰に次いで、3大会4度目の受賞となります。

 

※1 総合表彰(健康都市プログレス表彰)
・・・市政全体として健康な公共政策の推進などに取り組んでいる自治体などに贈られる総合表彰。健康都市の発展度合に応じて贈られるものです。

※2 部門表彰(健康都市クリエイティブ・ディベロップメント賞)
・・・同連合が大会毎に設ける8つのテーマについて、優れていると認められた自治体などに贈られる賞です。

※3 WHO表彰
・・・WHO西太平洋地域事務所が主催。事前に定められた7つのカテゴリーについて、優れた活動を行っている自治体などへ送る表彰です。


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