ワクチン接種に歯科医師の参加を決定(5月6日)

更新日:2022年03月04日

2021年5月10日

 5月6日、大和市では、新型コロナワクチンの接種を実施する医療スタッフに、市立病院で口腔外科を専門としている歯科医師の参加を決定しました。

 4月26日、厚生労働省は「新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種のための筋肉内注射の歯科医師による実施について」という事務連絡を発出しました。この通知は、自治体の長がワクチンの集団接種において、必要な医師や看護師等を確保できないと判断した場合に、医師会の合意等の同意を得るなどの条件を満たすことで、歯科医師によるワクチン接種が可能となるものです。続く30日には「新型コロナワクチンの高齢者向け接種の前倒しについて」との事務連絡を発出し、65歳以上のワクチン接種を7月末までに終えるよう方針を定めています。これにより、全国の自治体は接種計画を大幅に見直さなければならなくなりました。

 大和市のワクチン接種は、市内3か所の会場で実施する「集団接種」と、かかりつけ医などで接種する「個別接種」に加え、大和市の地域特性や接種状況に合わせて柔軟に会場を設営する「別動隊」の3つの接種体制を合わせた「大和モデル」で実施します。接種期間が前倒しとなったことにより、接種体制の増員や受付時間の延長をしなければならず、これまで以上に医療スタッフの確保が急務となります。一方で、感染の拡大は依然として予断を許さない状況にあり、通常の診療体制を維持するために医師の負担を軽減する必要もあります。

 そこで大和市は、市立病院口腔外科の歯科医師がワクチン接種に参加する体制を取ることで、医療スタッフの確保と通常診療に係る業務量の平準化を図ります。これまでの計画では、別動隊の接種会場は週2日開設する予定でしたが、歯科医師が参加することで週3日に増やすことが可能となります。高齢者の方の優先接種期間中は、最寄り駅から距離があり医療機関が少ない県営いちょう下和田団地とUR上和田団地で接種会場を設ける予定です。なお予診や接種時のアナフィラキシーなどへの対応は、帯同する医師が行います。

 今回の取り組みに大木哲(おおき さとる)大和市長は、「別動隊の活動を一回でも増やすため、口腔外科の歯科医師の協力を市立病院に要請したところ快諾を得ました。感謝するとともに、接種における歯科医師の活躍に期待しています」と話し、7月末の接種完了に意欲を示しました。

 なお、今回の歯科医師によるワクチン接種決定についての発表は、東日本では初めて、全国では2例目のものとなります。

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