新型コロナワクチンの集団接種が17日スタート 18日には歯科医師が接種に参加

更新日:2022年03月04日

2021年5月18日

歯科医師が患者さんにコロナワクチン接種する写真

歯科医師が接種に参加

 大和市は、5月17日から、保健福祉センター1階(大和市鶴間1-31-7)を会場に85歳以上の市民を対象とした新型コロナウイルスワクチンの集団接種を開始しました。また翌日には、同会場での接種に大和市立病院の歯科医師が参加。市の調べでは、歯科医師が新型コロナウイルスワクチンの接種を市民に対して行うのは、日本初となります。

 県では、今年4月にワクチンを県内自治体に分配する際に、クラスター対策の観点から高齢者施設を最優先とするよう求めていました。これを受け、大和市では4月21日から高齢者施設での接種を開始しました。次に接種対象となる65歳以上の市民は約6万人。市では、通常通り接種予約の受け付けを開始した場合、コールセンターへ問い合わせが殺到すると予想。そこで、「85歳以上」を5月6日から、「84歳~75歳」を5月24日から、続いて「74歳~65歳」を6月7日から、という順で、時期をずらして予約を受け付けることとしました。

 大和市のワクチン接種は、市内3か所の会場での「集団接種」と、かかりつけ医などで受ける「個別接種」に加え、地域特性や接種状況に合わせて柔軟に会場を設営する「別動隊」の3つの体制を合わせた「大和モデル」で実施します。県からのワクチン供給量を踏まえ、まずは保健福祉センターでの集団接種から開始することとしました。

 初日となる5月17日には、午前10時から午後3時30分まで実施。医師5名、看護師5名、市職員40名が連携し、事前予約をした85歳以上の市民120人に接種を行いました。

 接種予定者は、まず、入り口で検温、手指の消毒を行い、受付を済ませます。そして、予診に基づき医師が可能と判断したのちに、ワクチンを接種。接種後は、15~30分間の経過観察を経て終了となりました。経過観察中に体調に異変を生じた場合は、医師が診察し、必要に応じて医療機関への取り次ぎなどを行う体制となっています。

 さらに、翌日には大和市立病院の歯科口腔外科の科長・小澤 知倫(ともみち)歯科医師が接種に参加しました。歯科医師の参加については、厚生労働省の事務連絡を受けて、6月に実施を予定する別動隊での接種に協力してもらうことを、5月6日に決定していました。しかし、予定より早く接種準備が整ったことから、他の医師の負担を軽減するため、集団接種にも協力いただくこととなりました。

 当日、小澤歯科医師は午前10時から午前11時半まで参加し、午前中に接種を受けた延べ43人のうち、14人に接種しました。接種終了後には、「速やかにワクチン接種を行うということに意義を感じて、参加を決めました。筋肉注射は初めてだったので、緊張しました。始まってみたらあっという間で、無事終えることができてよかったです」と話しました。

 また、この日接種を受けた福田在住の石坂英子さん(87歳)は、「報道などで心配になるニュースがあり、接種を受ける前はどきどきしていました。接種後に特に違和感もなく、ほっとしています」と話しました。

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