「医療従事者に感謝を」 大和市の中学生が市立病院に千羽鶴

更新日:2022年02月01日

2021年4月16日

学生服を着た渋谷中学校3年生が白衣を着た先生へ千羽鶴を贈る写真

 コロナ禍で医療に従事する方に感謝の気持ちを伝えるために、大和市立渋谷中学校3年生が千羽鶴を、4月16日に大和市立病院へ贈りました。

 きっかけとなったのは、今年の1月26日。月に一度、各クラスを代表し、学年の月別目標や学年全体で取り組む企画などを議論しあう、当時2年生の学級評議委員の会議の場でした。委員の一人から、コロナ禍で厳しい状況が続く中、地域の基幹病院として市民の命を支えてくれている市立病院の医療従事者に感謝の思いを込め、千羽鶴を贈りたいという提案がありました。この声に他の委員が賛同。4クラスある2年生125名全員が参加し、折り紙等の準備が整った3月5日から、千羽鶴を作る企画が開始しました。折り鶴は主に総合の時間や休み時間に作成され、最終的に集まったのは、当初の目標どおりの約1,000羽。同月24日にたこ糸でまとめて吊るし、高さ約70センチの色鮮やかな千羽鶴を完成させました。

 全員一丸で行われたこの折り鶴作成は、2年生に予定していた年中行事が、新型コロナの影響で軒並み中止となる中、生徒間の絆を深める貴重な機会となりました。また、同学校の先生は、製作を始めてから、生徒達がより意識的に新型コロナ対策を行うようになったと話します。

 当日、贈呈は大和市立病院の応接会議室で実施。学校側は、2年生の時に学級評議委員を務めていた生徒の内5名と学年職員1名が、市立病院側は矢尾正(まさ)祐(ひろ)・市立病院長が参加しました。最初に生徒の代表鈴木 真(しん)さんから「千羽鶴には医療従事者へのエールと、コロナ終息への思いを込めています。私達もこれから学校全体に感染対策を呼び掛けていこうと思います。」と述べ、生徒たちの思いが込められた折り鶴を手渡しました。受取った病院長は、「いただいた千羽鶴は医療従事者を励まし、勇気づけてくれると思います。寄贈いただきありがとうございました」と話しました。贈られた折り鶴は、その日から病院の看護部長室前に飾られ、医療従事者を勇気づけています。

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