小学生が認知症について学ぶ 「認知症キッズサポーター養成講座」を開催

更新日:2022年08月24日

令和4年8月22日

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大和市は、市内在住の小学生を対象とした「認知症キッズサポーター養成講座」を、8月22日に大和市市民交流拠点ポラリス(大和市中央林間1―3-1)で開催しました。

市では、平成28年の「認知症1万人時代に備えるまち やまと」宣言に込めた理念をさらに発展させ、認知症とともに歩むまちを市が一丸となって目指すため、令和3年9月に「大和市認知症1万人時代条例」を制定し、積極的に取り組みを進めています。

厚生労働省が推進し、社会全体で認知症の方を支えることを目指す「認知症サポーターキャラバン」。その一環で、認知症を理解し、自分のできる範囲で認知症の人や家族を応援する「認知症サポーター」の育成が全国的に行われています。「認知症サポーター」は、何か特別なことをするのではなく、友人や家族にその知識を伝える、認知症になった人や家族の気持ちを理解するよう努めるなど、自分のできる範囲で活動します。

今回の小学生を対象とした講座には、3名が参加。講師は冒頭で「皆さん今日はお朝ご飯を食べましたか。何を食べたか覚えていますか」と問いかけ、「何を食べたかを忘れてしまうのは、一部分を忘れているだけです。認知症は、ご飯を食べたこと自体を忘れてしまいます」と、物忘れと認知症の違いを説明。そして、講師たちは認知症の人にどのように接したらよいのか、寸劇や紙芝居を交えて解説し、子どもたちは認知症の人の気持ちを学ぼうと真剣な様子で耳を傾けていました。

最後に講師は、「皆さんも不安なときや悲しいときに「大丈夫だよ」と言ってもらうと安心すると思います。認知症の人も同じです。もしも困っている人を見かけたら、「大丈夫ですよ」と優しく声をかけてください」と話しました。

講座終了後、子どもたちは認知症サポーターの目印である「認知症サポーターカード」を受け取り、笑顔を見せていました。

認知症キッズサポーターとなった松島和穂くんは、「認知症という言葉は初めて聞きました。色々と認知症について学べて良かったです。困っている人がいたら話しかけてみようと思います」と話していました。

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