「やまと歴史シンポジウム」を開催
令和4年11月5日
大和市は、11月5日、文化創造拠点シリウス（大和市大和南1－8－1）で、基調講演とパネルディスカッションで構成する「やまと歴史シンポジウム」を開催しました。
基調講演は、NHK大河ドラマなどの時代考証に携わっている志學館大学教授・鹿児島大学名誉教授の原口泉氏による「明治維新と令和の国づくり」。明治維新を成し遂げた偉人たちが、何を考え、どのように人・まちづくりに影響を与えたのかなどを講演しました。原口氏は講話のなかで、明治維新を牽引した薩摩藩の原動力の一つに、地域の教育は血縁ではなく地縁だと考える人材育成を挙げ「集団の中に存在する信頼、相互理解、共通の価値観、それに伴う行動、こうしたなかで素晴らしい人材が育った。偉人たちの話を大和市で聞けることはとてもありがたいことだと思います」と話しました。
また、勝海舟の玄孫である高山(こうやま)みな子氏がコーディネーターを務めるパネルディスカッションでは、榎本武揚、大久保利通、川路利良、山本権兵衛の子孫の方々がパネリストとして登壇。テレビや教科書ではなかなか知ることのできない偉人たちのエピソードが語られました。最後に高山氏は「先人たちは、努力をして何をすべきか一生懸命に考えて生きてきた方々だと思う。誰かが特別だったわけではなく、一人ひとりの人生が歴史になったのだと思います」とディスカッションを締めくくりました。
■問合せ先■
大和市 文化振興課（市役所2階） 電話番号:046-260-5222
更新日：2022年11月07日