令和5年 大木哲・大和市長が仕事始めの訓示

大木哲・大和市長は令和5年の仕事始めとなる4日、大和市役所5階研修室で部長級職員17名に対し、訓示をしました。市長の訓示は、令和2年まで大和市役所正面玄関前「市役所だれでも広場」で職員約300名に対して実施するほか、大和市保健福祉センターや消防本部、市立病院などでも実施していましたが、新型コロナウイルス感染症対策のため、今年も市役所本庁舎のみとし人数を絞って行いました。

市長ははじめに、「過去、現在、未来の流れの中で生きている私たちが一年間で最もそれを強く意識するのが、正月ではないでしょうか」と話し、現在、まさに訪れている課題として、人口減少、デジタル化、そして、これからの変化の速度が速いことの、3点を取り上げて話をしました。

人口減少について、今年18歳になる新成人の人口が112万人で過去最少であり、昨年産まれた子どもが70万人台であることを踏まえると、18年間で出生数が112万人から70万人台に減少しており、人口減少が今、何よりも大きな課題であること。そして、デジタル化について、今問題となっているデジタル・ディバイドは数十年後にはAIの活用など人々の力で乗り越えられているのではないかということ。最後に、変化の速度が速いことについて、「未来が変わっていくスピードにどう対応していくのかが市役所の命題です。大和市の大きな和（輪）で助け合うことが今まで以上に大切になっていくのではないでしょうか」と話しました。

また、心理学者ウィリアム・ジェームズの「楽しいから笑うのではない、笑うから楽しいのだ」という言葉を挙げて、「今年は『笑う』ことをキーワードにしていただきたいと思います。笑うことは健康にいいと言います。笑うという行動が人間の脳を動かします。朝起きたら笑う、夜寝るときに笑うなど、意識して笑って脳を動かしましょう」と話しました。

最後に、職員の心構えである「あいさつ、市民目線、笑顔、スピード感、ありがとう」の5点を伝え、「健康を大切にしながら今年も頑張りましょう」とエールを送りました。

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