乳がん検診について

更新日:2022年02月01日

 日本人女性の乳がんの発症は、30歳代から増加し、40〜50歳がピークです。喫煙、アルコールの過剰摂取、初産年齢の高さ、授乳経験の少なさ等が、乳がんの罹患リスクを高めます。

 およそ11人に1人が乳がんになる時代に、早期発見のため、乳がん検診を定期的に受けることや、検診で精密検査が必要と言われたら必ず病院にかかることで、大切な命を乳がんから守ることにつながります。

乳がん検診の受診方法について

 乳がん検診はご年齢に応じた検査方法で実施しています。

  •  30〜39歳の女性
    • 超音波(エコー)検査
      (集団検診・施設検診どちらでも受診できます)
      (注意)2019年度より、視触診単独検査は実施していません。
  •  40歳以上の女性
    • マンモグラフィ検査
      (集団検診・施設検診どちらでも受診できます)
      (注意)2019年度より、視触診単独検査は実施していません。また、集団検診のマンモグラフィ検査では視触診検査を実施していません。
       施設検診のみ、医師が必要と判断した場合は、視触診検査を併用実施します。

各検査方法について

超音波(エコー)検査

 診察台の上に仰向けになり、乳房にゼリーを塗って、プロープ(端子)を滑らせ、乳房の内部を観察する検査です。痛みはなく、体への負担はほとんどありません。

マンモグラフィ検査

 乳房専用のレントゲン撮影による検査です。乳房を片側ずつ、上下、左右から圧迫して、薄く平らにして撮影します。マンモグラフィは小さなしこりや石灰化した微細な乳がんの早期発見に有効とされています。人によっては痛みを伴うこともありますが、生理前の1週間を避けると痛みが少ないでしょう。レントゲン検査のため、妊娠中の方は、受診できません。

視触診検査

 乳房のくぼみやしこりの有無など、乳房全体の状況を医師が視診・触診により確認する検査です。
 初期の小さながんを見つけることは難しく、現在、死亡リスクを下げるために市町村が実施するがん検診の検査方法としては推奨されていません。

大和市の取り組み

今後もよりたくさんの市民の健康のため、がんの早期発見・早期治療につながるよう、検診の精度向上を図っていきたいと考えています。

乳がんマンモグラフィ検査の毎年実施

 乳がんを早期発見できるよう、国の指針では2年に一度の受診となっているマンモグラフィ検査を、大和市では毎年受診可能としています。

乳がん超音波(エコー)検査の導入

 平成25年度からマンモグラフィ検査の対象にならない30歳から39歳の女性を対象に、乳がん超音波(エコー)検査を実施しています。これは、乳腺の密度が高く、マンモグラフィ検査の効果が得られにくいと言われている若年者にも有効と考えられているため導入しました。

高濃度乳房と判定された方へ、超音波(エコー)検査による再検診の実施

 平成29年度から、マンモグラフィ検査を実施し、乳房の構成が「極めて高濃度」で超音波(エコー)検査による再検診が必要と判定された方に対し、一次検診として超音波(エコー)検査を実施できる体制を整えました。

月1回の自己触診を習慣にしましょう

 定期検診と併せて、月に一度の自己触診を習慣にすることも、自分の乳房の普通の状態を知り、変化を早く見つける方法の一つになります。

 乳がんの早期発見のため、月1回の自己触診を習慣づけましょう。

この記事に関するお問合せ先

健康福祉部 医療健診課 健康診査・がん・感染症予防係
〒242-8601 大和市鶴間1-31-7 (保健福祉センター4階 案内図
電話:046-260-5662

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