住宅用火災警報器

更新日:2023年07月13日

 住宅火災による死亡事故の多くは、火災の発生に気づくのが遅れ、逃げ遅れてしまったことが原因です。このことから消防法が改正され、火災で発生する煙や熱を素早く感知し、警報音などで火災を知らせる「住宅用火災警報器」の設置が平成23年6月からすべての住宅に義務付けられました。(マンション等で自動火災報知設備が室内に設置されている住宅を除く)

(注意)自動火災報知設備とは、一定の要件に当てはまる建物に設置されるもので、感知器のほかに発信機や受信機などの機器で構成され、建物全体に警報を鳴らして火災を知らせるものです。

設置場所について

大和市内の住宅では、主に次の場所の天井または壁面に設置してください。

  1. 全ての寝室
  2. 2階以上の階に寝室がある場合、その階の階段の上端
  3. 台所への設置義務はありませんが、火災の早期発見のため設置を推奨します。

(注意)その他、3階建以上の住宅(共同住宅を除く)や、床面積7平方メートル以上の居室が5部屋以上ある階にも設置条件があります。
 詳しくは消防本部予防課予防係までお問合せください。電話番号:046-260-5727

取付位置の注意点

  1. 住宅用火災警報器の中心を、壁又ははりから60センチメートル以上離してください。
  2. 壁面に設置する場合は、天井から15センチメートル以上50センチメートル以内の位置に、住宅用火災警報器の中心がくるようにしてください。
  3. 住宅用火災警報器の中心を、エアコンの吹出し口や換気口から1.5メートル以上離してください。

住宅用火災警報器の種類

住宅用火災警報器は次のように分類されます。

  • 感知方法
    • 煙式:火災の煙に反応して警報を鳴らすタイプ(寝室や階段などに設置)
    • 熱式:火災の熱に反応して警報を鳴らすタイプ(台所や脱衣所などに設置)
  • 鳴動方法
    • 単独型(感知した警報器のみが鳴動するもの)
    • 連動型(感知した警報器に連動して、住戸内すべての警報器が鳴動するもの)
  • 電源の種類
    • 電池式
    • AC電源式
  • その他
    高齢の方、目や耳の不自由な方には、音声や光、振動で火災を知らせる「補助警報装置」の設置を推奨します。

設置にお困りの方は、「取付け支援」をご利用ください。

高所への取付けが困難な方を対象に、消防職員が住宅用火災警報器の取付け支援を行います。

  1. 取付けは、住宅用火災警報器を購入済みの方に限ります。
  2. 取付け支援において取り扱える機器は、電池式の場合とします。(AC電源式は不可)
  3. 取付け費用は無料です。
  4. 借家の場合は、貸主の承諾をお取りください。
  5. お申込みは、消防本部予防課予防係までご連絡ください。電話番号:046-260-5727
     平日(祝祭日及び年末年始を除く。)、8時30分〜12時00分、13時00分〜17時15分

購入方法について

  • 住宅用火災警報器は、ホームセンター等で取り扱っています。
  • 住宅用火災警報器は、消防法に定めれらた規格に適合したものを設置してください。定められた規格に適合したものは、日本消防検定協会の「検」マークが表示されていますので、購入時の目安としてください。

取付けについて

  • 個人でも容易に取り付けることができます。
  • 新築、改築を計画の方は、住宅メーカーや地域の工務店にご相談ください。
  • 既に住宅をお持ちの方で設置を業者に依頼する場合は、事前に見積りを取り、工事内容をよく確認してから設置依頼してください。

悪質な訪問販売にご注意ください

  • 住宅用火災警報器の設置義務化に伴い、不適正な価格で売りつける訪問販売等の発生が予想されます。
  • 「すぐに〜」とか「この警報器を取り付けなければならない」などと設置をせまる業者に対しては注意する必要があります。
  • 市では、消費者と事業者との間に生じた苦情の処理を行なうために、相談窓口を設置しております。「特定商取引に関する法律」に基づくクーリング・オフ制度の対象であり、契約後一定の期間は契約解除が認められています。

お問合せ先:大和市消費生活センター
電話 046-260-5120
月曜日から金曜日までの9時30分〜16時(12時〜13時を除く)

住宅用火災警報器の維持・管理

  • 住宅用火災警報器は、故障や電池切れ、ほこりの付着で正常に火災を感知しなくなる可能性があります。
  • いざという時に正常に作動するよう、定期的に点検やお手入れをしましょう。
  • また、機器本体も経年劣化するため、設置から10年が経過したら本体を交換しましょう。

点検方法
テストボタンを押すか、ひもを引いて、正常に機能するか確認する。

お手入れ方法
乾いた布で、ほこりや汚れを拭き取る。

関連リンク

この記事に関するお問合せ先

消防本部 予防課 予防係
〒242-0018 大和市深見西4-4-6 (消防本部庁舎2階)
電話:046-260-5727

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