宅地耐震化推進事業(大規模盛土造成地マップ)について

更新日:2023年10月10日

背景

 平成7年の兵庫県南部地震や平成16年の新潟県中越地震などにおいて、過去に大規模な盛土造成を行った造成宅地で滑動崩落が発生し、多くの住宅や公共施設に被害が生じました。
 国ではこのような災害を未然に防止または軽減し、宅地の安全性を確保する目的として、平成18年度に宅地造成等規制法を改正、併せて地方公共団体が実施する大規模盛土造成地の変動予測調査や宅地所有者が国や地方公共団体の補助を受けて滑動崩落防止事業を実施できる宅地耐震化推進事業が創設されました。

大規模盛土造成地とは

大規模盛土造成地には「谷埋め型」と「腹付け型」の2種類があります。  

1. 谷埋め型大規模盛土造成地

谷や沢を埋めた面積が3,000平方メートル以上の盛土造成宅地

2. 腹付け型大規模盛土造成地

傾斜地に盛土した、造成前の地盤傾斜が20度以上で、かつ盛土の高さが5メートル以上の盛土造成地

大規模盛土造成地マップ

 市民のみなさまが大規模盛土造成地の概ね位置と規模を把握していただき、今後の地震に対する防災意識を高めていただくことを目的として、大和市が「大規模盛土造成地の滑動崩落対策推進ガイドライン及び同解説」に基づき、大規模盛土造成地マップ作成しました。

大規模盛土造成地マップに関するQ&A

質問 1 マップに示されている「大規模盛土造成地」は危険ということですか?

回答 1 大規模盛土造成地マップは、造成する前と造成した後の地形図等を重ね合わせて抽出した大規模盛土造成地のおおよその位置及び規模を示したものなので、マップに示されている箇所が必ずしも危険というわけではありません。

質問2 大規模盛土造成地内で、土地の開発や建物の建築の際に何か特別な手続は必要ですか?

回答 2 大規模盛土造成地にかかる場所において、特別な手続は必要ありません。

質問3 宅地に大規模盛土造成地が含まれていた場合、何か対策を講じなければなりませんか?

回答 3 このマップは、危険な箇所を示したものではないので、大規模盛土造成地であることをもって対策が求められるものではありませんが、盛土造成地であることを認識し、日頃から地盤や擁壁に関心をお持ちいただきたいと考えています。

質問 4 公表された大規模盛土造成地マップでは、自分の家の敷地が該当するか分からないのですが、より詳細な図はありますか?

回答 4 街づくり計画課の窓口では縮尺5,000分の1の地図が閲覧可能です。

質問5 大規模盛土造成地の有無について、宅地建物取引業法に規定する重要事項説明書に記載する必要はありますか?

回答 5 宅地建物取引業法に規定する重要事項説明書に記載することは求められていません。

宅地耐震化に関するホームページ

社会資本総合整備計画

大和市域の大規模盛土造成地の調査

大和市域の大規模盛土造成地の調査(第2期)

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