伝染性紅斑について

更新日:2025年03月04日

伝染性紅斑は、特徴的な両頬の紅斑(赤い発疹)に続いて、手足に綱目状の紅斑が現れるヒトパルボウイルスB19による感染症です。小児を中心にみられる感染症で、日頃より手洗い・咳エチケットを心がけて、感染を予防していくことが大切です。

主な症状

4日から14日(21日程度になる場合もある)の潜伏期間の後、特徴的な両頬の紅斑(赤い発疹)に続いて、手足に綱目状の紅斑が現れます。頬に発疹が出現する前にかぜ様の症状がみられることが多いですが、この頃に感染力が最も強くなり、発疹出現後には感染力はほぼ消失します。

通常は自然に回復しますが、成人では関節炎を合併することもあります。また、妊婦が感染すると胎児の異常(胎児水腫)および流産を、溶血性貧血の患者では汎血球減少をおこすことがあります。

感染経路

せきやくしゃみによる飛沫感染や、唾液を介しての接触感染と考えられています。また、頬に発疹が出現する前のかぜ様症状時に採取された輸血用血液による感染もあります。

治療

特別な治療法はなく、ほとんどが自然に回復します。

予防方法

伝染性紅斑に有効なワクチンはありません。

予防のためには、日頃より手洗い・咳エチケットを心がけて、感染を予防していくことが重要です。

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