第11回入賞作品

更新日:2022年02月03日

YAMATOイラストレーションデザインコンペは若者の発表機会をサポートするとともに、大和をイラスト溢れるまちに変えていくことを目的に、平成23年度から実施している公募型のコンペです。

11回目の開催となる今回は、511点の作品が集まりました。

511点の中から選ばれた入賞作品5点を紹介します。

なお、入選作品は大和市文化芸術情報サイト「大和文化百花」で公開していますので、そちらもご覧ください。

最優秀賞

作品タイトル

いたずらしたい

作者

吉田 小夜子 Yoshida Sayoko

使用画材

アクリルガッシュ

審査員講評

審査員一同、ヨーロッパ的なものを思い起こさせる色彩とシーンの切り取り方に見事さを感じた。よく見ると手前の猫と奥の猫、壁、影、窓からの風景、どれも世界観のある色使いでテクスチュア豊かに描かれている。「笑」というテーマに合わせた、2匹の表情の違いも面白い。最優秀賞おめでとうございます!

優秀賞

作品タイトル

春になったら

作者

ノジリ ハルコ Nojiri Haruko

使用画材

クレヨン、アクリル

審査員講評

「笑」のテーマに対して、奇をてらったもの、インパクトの強さを狙ったものが目立つ中、この作品の少女はそもそも笑っていない。タイトル通り、彼女はもうじき笑顔になる、きっと微笑むだろう、そう思わせる表情が巧みに切り取られている。同時に、表情だけでなく、背景や髪飾りなど、細部まで丁寧にきちんと描かれており、実は人物だけを別に描いた紙を背景に乗せることで、自然な奥行きまで表現している。技術はもとより作品に対するこのひたむきな姿勢は高く評価されて然るべきだろう。

優秀賞

作品タイトル

あっぷっぷー!

作者

南田 枝理子 Minamida Eriko

使用画材

クレパス

審査員講評

2頭のクマがにらめっこをしているだけのシンプルな絵柄。背景のオレンジが潔く、2頭を際立たせている。細かく描きこまれた毛並みの描線がイラストに動きを与えていて、ユーモラスなにらみ合いが表情豊かな一コマになっている。見ていると元気になってくる作品。

優秀賞

作品タイトル

動物漫才グランプリ2021

作者

mochico

使用画材

ミリヘ゜ン、コヒ゜ック、ホ゛ールヘ゜ン

審査員講評

動物が漫才をしている。しかも、ぬいぐるみである。一体どんなブラックジョークをかましているのか想像するだけでも楽しい。応募された他2点にも共通する作者の陽気な妄想と狂気が、作品に引き込まれる理由だろう。ハッピーオーラに包まれた各々のキャラクターも魅力的なので、個別の性格付けや動きなどを深めた、絵本や動画への発展も期待してしまう。

優秀賞

作品タイトル

ハイ、チーズ!

作者

米田 萌乃 Yoneda Moeno

使用画材

水彩画、色鉛筆

審査員講評

今回のテーマに沿って、「笑顔」や「笑という文字」、「笑いの対象」をモチーフにした作品が多く並ぶ中、作品を観る側に対して「笑って」と投げかける斬新な切り口にハッとさせられた。構えているのがスマホではなく、古いカメラであることも趣きがあっていいし、タートルネックを着る季節の寒風の中、素手でそのシャッターを押そうとしているのもいい。レンズやシャッターの細かな部分だけ、あえて違う塗料を乗せた工夫も秀逸だった。作者はきっと、笑顔の素敵な人なのだろうと思う。

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