第12回入賞作品

更新日:2023年03月09日

YAMATOイラストレーションデザインコンペは若者の発表機会をサポートするとともに、大和をイラスト溢れるまちに変えていくことを目的に、平成23年度から実施している公募型のコンペです。

12回目の開催となる今回は、478点の作品が集まりました。

478点の中から選ばれた入賞作品5点を紹介します。

なお、入選作品は大和市文化芸術情報サイト「大和文化百花」で公開していますので、そちらもご覧ください。

最優秀賞

作品タイトル

ダンスは歌と共に

作者

林 鮎香 Hayashi Ayuka

審査員講評

3人の乙女がバラの花を散らしながら歩いている。目のあたりに巻いたリボンを白い鳩がほどく少し不思議なモチーフのイラスト。なぜかゴーギャンを連想してしまう。フラットな構図ながら奥行も感じさせる。特に色彩のバランスや色の使い方がとても良く、審査員の支持を集めた。おめでとうございます。

優秀賞

作品タイトル

僕が生まれたよ。

作者

片平 愛莉 Katahira Airi

審査員講評

何とも言えないセイウチらしきキャラクターのかわいい表情に心を鷲掴みにされた。素直で奇をてらわない表現方法がすがすがしい。描かれた世界観には、ネガティブな時代に突入している地球に対しての「願い」を強く感じとることができる。生まれた「僕」が順調に成長し、このファミリーが幸せに生きていけるよう祈るばかりである。

優秀賞

作品タイトル

天まで届け

作者

近藤 真由 Kondo Mayu

審査員講評

天灯(ランタン)祭がテーマのイラスト。天に昇る天灯と水面に映る天灯が画面を埋め尽くす絵柄がGOOD!審査の時から気になっていた作品。技術的にはもっと上手な作品は何点もあったのですが、上空に行くほど暗くなる群青の色、無数のオレンジ色の天灯、そして墨色の人影。色彩も素晴らしく、これらを丁寧に描き上げる熱量に圧倒されました。

優秀賞

作品タイトル

お母さん!スゴイパフェ作って!!

作者

鈴木 梨花 Suzuki Rinka

審査員講評

コロナをはじめ、いろんな事で夢を閉ざされている現在。とりあえず、「おいしいものを食べたい・・・」という素直な希望を表現した好感の持てる作品だ。女性のやわらかい感性が色、線、食欲に・・・、そして、20歳という若さでこの卓越した表現力に感服する。

優秀賞

作品タイトル

素顔の君と

作者

平林 未宇 Hirabayashi Miu

審査員講評

今の小さな子どもたちは、大人の顔を描かせると「口」のところで手が止まるという。家族以外、マスクの下の顔を知らないのだ。マスクを取った表情にこそ、人間らしい瑞々しさがある。作家は、そんな「君」の唇が真紅に輝いた瞬間を見事に切り取った。瞳も肌も髪も服も丁寧に描かれていて、何よりマスクさえも優しく美しい。デジタル全盛の今、あえて和紙に直接筆を走らせたことにもメッセージを感じた。いつかこの「君」の美しい表情を子どもたちが安心して描けるようになる日を心待ちにしたい。

みんなで選ぶBESTイラスト

作品タイトル

いい夢見ようね

作者

石附 若菜 Ishizuki Wakana

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