大和市気候非常事態宣言
令和4年4月1日、「大和市気候非常事態宣言」を行いました
「大和市気候非常事態宣言」
近年の世界的な気候変動は、記録的な猛暑、大型台風、集中豪雨の頻発など、もはや危機と呼ぶべき域に達しています。
この要因とされる地球温暖化について、我が国をはじめとする世界各国は、2015年のパリ協定以来、温室効果ガス排出量の削減について目標を掲げ取組を進めてきましたが、一刻の猶予も許さぬ地球温暖化の進行の中、より一層の削減強化を表明しているところです。
地球温暖化による危機を乗り越え、生命あふれる地球と大和を未来へとつないでいくため、今この時代に生きる私たち一人ひとりが具体的かつ持続的に行動することが必要です。
本市は、人にも環境にも優しい持続可能なまちづくりを進め、2050年度までの温室効果ガス排出量実質ゼロの実現を市民、事業者、国及び他自治体などと密接に連携・協力しながら目指すとともに、地球温暖化の中で生じ得る影響から市民を守る施策をより一層推進することを決意し、ここに気候非常事態を宣言します。
令和4年4月1日 大和市長
今回の宣言につきまして
近年、過去に例の無いような猛暑、豪雨など、地球温暖化による気候変動が要因と考えられる自然災害が、世界各地で発生しています。2021年11月の国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)では、地球の気温上昇を産業革命前から1.5℃までに抑える努力を追及することなどを定めた「グラスゴー気候合意」が、世界各国の間で結ばれました。
我が国におきましても、国が「2050年カーボンニュートラル社会の実現」(*)と「温室効果ガス排出量を2030年度に2013年度比で46%削減」という新たな目標を掲げています。
こうした中、市としましても、記録的な猛暑や大型台風、集中豪雨といった極端な気候現象から市民の生活を守るとともに、将来の世代に持続可能な大和を繋いでいくため、「気候非常事態」を宣言し、温室効果ガス排出量の削減に向けた取組をこれまでにも増して推進していく決意を表明いたしました。
市民や事業者の皆様におかれましても、温室効果ガス排出量の削減に向け、日々の生活などにおけるより一層の環境配慮行動をお願いいたします。
※「2050年カーボンニュートラル社会の実現」
国は2050年までに、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」 から、植林、森林管理などによる「吸収量」 を差し引いて、全国での合計を実質的にゼロにすることを目指しています。
「大和市地球温暖化対策実行計画 2022年度~2030年度」(令和4年4月改定)
市では、「2050年カーボンニュートラル社会の実現」と「2030年度までの温室効果ガス排出量を2013年度比で46%削減」という目標の実現に向けて、令和4年4月、「大和市地球温暖化対策実行計画」を改定しました。詳しくはこちらのページをご覧ください。
更新日:2022年04月01日