やさしい日本語
「やさしい日本語」は、外国人の方など日本語があまり得意でない方に伝えるため、わかりやすい言葉や表現に言い換えた日本語のことです。
「やさしい日本語」を使えば、日本語があまり得意でない方と話すことができます。
「やさしい」には、かんたんな言葉を表す「易しい」と、相手に配慮する「優しい」気持ちで話す。といった二つの意味がこめられています。
「やさしい日本語」ができたきっかけ
阪神淡路大震災のとき、外国人被災者のために、英語での情報提供が発災から半日後に始まりました。しかし、英語がわからない人も多く、英語だけでは限界がありました。
そこで、外国人の方に情報を「迅速に」「正確に」「簡潔に」伝えるために、弘前大学・社会言語学研究室により考えだされたのが「やさしい日本語」です。今では、災害時だけでなく、普段のコミュニケーションにも使われれるようになりました。
「やさしい日本語」で伝えるポイント
次のポイントを意識して、相手に伝わっているか確認しながら、ゆっくり話しましょう。
1.全体的にゆっくり話し、言葉ははっきり発音する。
2.一文を短く、区切って話す。
3.難しい言葉は、簡単な言葉に言い換える。
4.外来語(カタカナ語)はできるだけ使わない。
5.曖昧な表現はせずに、具体的に伝える。
6.方言はできるだけ使わない。
相手を思いやり、易しい言葉と、「わかりやすく伝えよう」とする優しい気持ちで使ってみましょう。
「やさしい日本語」関連リンク
外国人の方を含めた誰もが利用しやすい“デザイン”について
年齢、国籍、性別、身体的能力など人々の様々な特性や違いを超えて、特別な製品や調整なしで、すべての人が利用しやすい“デザイン”をユニバーサルデザインと言います。ここで言う“デザイン”とは見た目のデザインだけでなく、サービスや構造などを含めた仕組み全体のことを指します。
更新日:2024年07月01日