令和7年度 施政方針【いつまでもみんなが元気でいられるまち】
いつまでもみんなが元気でいられるまち
はじめに、「いつまでもみんなが元気でいられるまち」でございます。
健康を維持するためには、心と体の両面から安定を図ることが大切です。心の面では、自身の感情をコントロールして困難を乗り越える力、いわゆるレジリエンスが重要であり、これを高めていくには、スポーツや自然体験などを通して、適度な負荷をかけることが効果的であると捉えております。そして、身体面においてもスポーツの果たす役割は非常に大きいものと考えます。
心身の両面に良い効果をもたらすスポーツに市民の皆様が気軽に触れ、体を動かすことを習慣化していただけるよう、新年度も引き続き、サッカーや体操など、様々な体験ができる教室を開催してまいります。
本市は、ひきこもりの状態にある人を、温かみのある「こもりびと」と称し、令和元年10月に開設した「こもりびと支援窓口」では、年間500件以上の相談に対応しております。
ひきこもりの状態に至る事情は様々であることから、その支援においても、自己肯定感や主体性の回復を目指す中で、就労のみをゴールとしない多様な選択肢が求められています。そこで、新年度には、一人ひとりに合った支援をより一層推進するために、こもりびとの居場所の常設化を進めます。この居場所は、相談事などが無くても、ご本人の希望する時に利用ができるよう運営していきたいと考えております。このほか、当事者の集いや家族の集いも引き続き定期的に開催することで、望まない孤独や孤立を防ぎ、それぞれの希望やペースに合わせてサポートをしてまいります。
更新日:2025年02月25日