令和7年度 施政方針【おわりに】
おわりに
以上、私の市政に対する所信並びに主要な事業について、申し述べてまいりました。
現在、本市の財政状況は、義務的経費の大幅な増加が続いていること、また過去の市政運営の判断による財政的な負担が重くのしかかっていることなどから、硬直化が進み、楽観視できない状況にあります。健全な行財政運営の確立に向けては、様々な財政指標に注意を払いつつ、人口減少を見据えた歳出規模の適正化など、中長期的な視野を持った取り組みが必要です。併せて、社会状況を見定めながら柔軟に施策の新陳代謝を進めていくことも極めて重要です。新年度予算案に対するご意見を真摯に受け止めながら、過度な財政負担を伴うことなく、市民に最も身近な基礎自治体として必要な取り組みを、可能なところから進めていきたいと考えています。これに加えて、支出の面だけではなく、例えば、企業の誘致や多様な手段による収入の確保など、市政における攻めの部分、いわば稼げる自治体を目指すという視点も重要と捉えております。
過去は変えられないが、未来は変えられる。市政を任された者の責務として、問題から目を背けることなく、大和市の持続的な発展につなげられるよう、不退転の決意を持って力を尽くしてまいります。
新年度も、市民の皆様、農業・商業・工業をはじめ、市内の産業に携わる皆様、市議会議員の皆様、そして行政、皆の力を結集し、幸せを感じられる未来に向けて邁進してまいりたいと考えております。
今後とも市政への更なるご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げて、令和7年度の施政方針といたします。
更新日:2025年02月25日