容器包装プラ(資源)に禁忌品を混入しないでください!

更新日:2022年02月01日

「容器包装プラ」に誤って禁忌品が混入し排出されるケースが多くなっています。
特に小型充電式電池を内蔵する電子機器等(家庭用ゲーム機、電子タバコ等)やモバイルバッテリー等はプラスチック部分が多く、誤って容器包装プラに入れてしまうといった事例が見受けられます。また、在宅医療用の点滴針、カミソリ、鋭利な金属片等もあります。
容器包装プラ等の資源は回収後、リサイクル業者へ引き渡す前に機械や手作業による選別作業を行っており、禁忌品混入は選別作業中等の事故につながります。
また、禁忌品の混入があるとリサイクル過程での事故にもつながることから、リサイクル業者等から資源物の引き取りを拒否されるなど、現状の資源化(リサイクル)ができなくなる恐れがあります。
分別及び禁忌品混入防止の徹底にご協力ください。

禁忌品とは

 資源回収品目以外のもの(異物)の中でも、リサイクルを行う過程で、危険を伴ったり、不良品を産出する可能性がある等、支障をきたすので特に混入させてはいけないもの。
 具体的には

  1. 発火等の危険なものとして電池類(火災の危険)、ガスライター類(爆発の危険)
  2. ケガ等の危険なものとして.医療廃棄物(ケガ・感染の危険)、刃物類(ケガの危険)等
  3. 不良品の原因になるものとして、ガラスにとっては陶磁器、耐熱ガラス、紙にとっては、金属、布など

イラスト・画像等出典元「日本容器包装リサイクル協会」

禁忌品1..発火等の危険物.電池類(リチウムイオン電池等)、ガスライター類

発火等の危険のある禁忌品

リサイクル工場の解砕機で電池類が圧潰され発火しプラスチックの資源物に引火しているイラストと、発火した電池類の写真、電池類の発火が原因で火災事故のあった工場の写真

回収された資源はリサイクル過程で機械による選別や処理作業があります。
特にリチウムイオン電池等の小型充電式電池には燃えやすい液体が入っており、機械等で過度な圧がかかると発熱・発火しやすくなる特徴があり、リサイクル工場での火災事故や発火トラブルが増加しています。

発火等の危険のある禁忌品の分別について

電動シェーバー、電動歯ブラシ、ゲーム機などは使用済小型家電回収BOXへ、電池類などが半透明の袋に入れられているイラスト、ライターが半透明の袋に入れられ分別されているイラスト

発火等の危険のある禁忌品については、ご家庭で正しく分別してください。
決して容器包装プラやA・B資源には混入しないでください。

  • 電動シェーバー、電動歯ブラシ等で使用済み小型家電回収の対象物は公共施設等にある「使用済み小型家電回収BOX」へ排出してください。
  • リチウムイオン電池、モバイルバッテリー等の電池類はセロテープ等で絶縁処理のうえ透明・半透明の袋に入れ「燃やせないごみ」に排出してください。
  • ライター類は中身を使い切り、透明・半透明の袋に入れ「燃やせないごみ」に排出してください。

禁忌品2..ケガ等の危険物.在宅医療系廃棄物(注射針等)、刃物類

ケガ等の危険のある禁忌品

作業員がコンベアベルトに流れてくる資源の選別をしている写真と、ハサミ、注射針などのイラストと作業員が手を痛めているようなイラスト

回収された資源は不純物を取り除くため作業員による手選別作業があります。
家庭から出る在宅医療系廃棄物のうち、針を外せない自己注射器や点滴針等が容器包装プラ等の資源物に混入されると、手選別作業員がケガ等をする恐れがあり大変危険です。
注射針等の鋭利なものは、市が回収を行う資源及びごみには絶対に混入せず、必ずかかりつけ医療機関へ返却してください。
その他、ハサミやカミソリ等の刃物類も絶対に混入しないでください。

ケガ等の危険のある禁忌品の分別について

注射器や点滴針は病院へ返却するよう促しているイラストと、ハサミ類剃刀類が黄色い袋に入れられ分別されているイラスト

ケガ等の危険のある禁忌品については、ご家庭で正しく分別してください。
決して容器包装プラやA・B資源には混入しないでください。
家庭から出る在宅医療系廃棄物のうち、針を外せない自己注射器(ペン型含む)、点滴針、翼状針等の鋭利なものは必ずかかりつけ医療機関へ返却してください。

  • 在宅医療廃棄物のうち、鋭利ではないもの(注射筒、チューブ類、カテーテル類、バッグ類等)は「燃やせるごみ」として排出してください。
  • プラマークのあるバッグ類(輸液バッグ等)は水ですすいで「容器包装プラ」へ排出してください。ただし、バッグ類が洗えない、チューブ類と切り離せない場合は「燃やせるごみ」に排出してください。
  • カミソリ等の刃物類やガラス片等は刃の部分を紙で包み「燃やせないごみ」に排出してください。

禁忌品3..不良品の原因となるもの

不良品の原因となる禁忌品

プラスチックの容器包装が企業から家庭、家庭から市長村、市町村からリサイクル工場に行き製品の原料にリサイクルされるまでの流れと、ガラス瓶、PETボトル、紙製容器包装、プラスチック製容器包装が製品に生まれ変わっている写真

資源品目はリサイクルされ様々な製品等に生まれ変わります。
容器包装プラは主に材料リサイクルやケミカルリサイクルとしてリサイクルしています。
例えば材料リサイクルでは、再生樹脂等のプラスチック原料として生まれ変わりますが、リサイクルする容器包装プラに別の品目(バケツ等のプラスチック製品)や食品残さ汚れ等が含まれてしまうと、リサイクルされたプラスチック原料の質が低下するなど、不良品の原因となってしまいます。

また、他のリサイクル品目でも同様でガラス(びん)にとっては陶磁器や耐熱ガラス。紙にとっては金属や布が不良品の原因となる禁忌品にあたります。
リサイクル(資源化)をするため品目ごとに分別をお願いしています。

不良品の原因となる禁忌品の分別について

汚れたままの容器包装プラをそのまま燃やせるごみとして出しているイラストと、汚れた容器包装プラを水洗いし容器包装プラとして分別しているイラスト

不良品の原因となる禁忌品についてはご家庭で正しく分別してください。
決して容器包装プラやA・B資源には混入しないでください。

  • バケツ、洗面器、クリアファイル等のプラスチック製品は「燃やせるごみ」に排出してください。
  • 食品残さ等の汚れが付着している容器包装プラは水ですすいで「容器包装プラ」へ排出してください。
    ただし、洗えない等で汚れたままの場合は「燃やせるごみ」に排出してください。

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環境施設農政部 廃棄物対策課 資源・廃棄物対策係
〒242-0026 大和市草柳3-12-1 (大和市環境管理センター1階 案内図
電話:046-269-7343

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