平成29(2017)年度 トピックス

更新日:2022年03月11日

月日 主な要請活動の内容など
4月24日

防衛省は、在日米軍司令部から、5月2日から5月13日まで空母ロナルド・レーガン艦載機の着陸訓練を硫黄島で実施する予定である旨の通知があったことを発表しました。
空母ロナルド・レーガン艦載機の着陸訓練について(防衛省ウェブサイト)(外部リンク)

これを受け、大木大和市長は在日米海軍厚木航空施設司令官ジョン F.ブッシー大佐に対し、今回の着陸訓練は天候等の事情によっては厚木基地などでも実施するとされているが、市民が被る甚大な航空機騒音被害を十分認識し、あらゆる手段を講じ、厚木基地で着陸訓練を実施することがないよう強く要請しました。また、外務、防衛大臣に対しても、同様の要請を行いました。

4月25日 空母ロナルド・レーガン艦載機の着陸訓練に関する防衛省の発表を受けて、県と厚木基地周辺9市(大和・綾瀬・相模原・藤沢・茅ヶ崎・海老名・座間・横浜・町田)は、防衛大臣に対し、日頃から騒音被害に苦しむ基地周辺住民に配慮し、訓練環境の整備等に万全を期し、全ての訓練が硫黄島で実施されることを確実にするよう、強く求めました。
5月7日 空母ロナルド・レーガンが横須賀を出港しました。
5月12日 空母ロナルド・レーガンが横須賀に入港しました。
5月16日 空母ロナルド・レーガンが横須賀を出港しました。
5月23日 5月20日から5月22日まで空母ロナルド・レーガン艦載機による深夜の飛行がみられことから、大木大和市長は厚木基地を訪れ、在日米海軍厚木航空施設司令官と面会し、立て続けの深夜の航空機騒音により23万人余りの市民は我慢の限界に達しており、市民の耐え難い実情を十分理解し、厚木飛行場周辺の航空機騒音軽減措置の厳守はもとより、あらゆる手段を講じて深夜の離着陸を決して行わないよう強く要請しました。併せて防衛大臣及び外務大臣に対しても同様の要請を行いました。
6月23日 空母艦載機の移駐について岩国市長が受け入れを表明したとの報道に接し、大木大和市長は「この度、岩国市が受け入れ表明をされたことは、重い決断であったと受け止めている。このことにより、移駐が着実に進められるていくものと捉えている。」とコメントを発表しました。
6月30日 防衛省は、日米合同委員会における、厚木海軍飛行場の土地及び工作物の一部返還及び使用条件の変更に関する合意について発表しました。
日米合同委員会合意について(防衛省ウェブサイト)(外部リンク)
7月12日

国(防衛省)から大和市に対し、空母艦載機移駐に関する説明がありました。

説明要旨

  • 移駐先の施設整備について、工事は順調に進み、防衛省として移駐は来年5月頃までに終了するものと捉えており、今後スケジュールに沿って着実に進めていく。
  • 移駐先自治体の受け入れ状況について、7月11日、山口県知事及び岩国市長、和木町長、周防大島町長が防衛大臣を訪れ、空母艦載機移駐受け入れについて正式に回答があった。
  • 移駐後の運用について、空母艦載機の着陸訓練は、岩国基地から硫黄島へ直接向かい実施すると米側から聞いている。

説明を受け、大木大和市長の発言要旨 

  • 移駐が一日も早く、確実に完了することはもちろんだが、何より、市民の負担軽減をしっかりと実現していただきたい。
  • 移駐後の厚木基地の運用も明らかになっておらず、また最近の国際情勢なども考えると、これからの厚木基地にもさまざまな不安要素がある。周辺対策予算など、移駐したからといって性急に見直すような状況ではない。
  • 艦載機の移駐は一つの大きな変化だが、厚木基地がなくなるわけではない。厚木基地が首都圏の重要な航空施設である限り、今後の基地機能やその運用には重大な関心を持ち続けなくてはならない。
  • これまでの長年の市民の苦労、そして今後に対する不安に、国としてしっかりと向き合い、市民が納得する結果につなげていただきたい。
8月4日 大木大和市長は、第5次厚木基地騒音訴訟の提訴がなされたとの報に接し、「これまで4次にわたる訴訟が行われ、今般、第5次の訴訟が提訴されたことについては、厚木基地の周辺住民がいかに航空機騒音被害に苦しんでいるかを示している。原告団の方々に限らず、多くの市民が長年にわたり航空機騒音被害を受けてきていることから、引き続き、全ての市民の負担解消に向け、全力で取り組んでいく。」とコメントを発表しました。
8月4日 国(防衛省南関東防衛局)から大和市に対し、米側から、天候の状況により変わりうる可能性があるものの、空母ロナルド・レーガンに搭載されている5機のE-2Dが8月6日頃から岩国飛行場へ飛来するとの情報提供があり、これにより空母艦載機の岩国移駐が開始されることになると説明がありました。
8月9日 空母ロナルド・レーガンが横須賀に入港しました。
8月9日 国(防衛省南関東防衛局)から大和市に対し、岩国周辺の天候不良のため、8月7日までに5機のE-2Dが厚木飛行場に飛来していたところ、8月9日にE-2Dが岩国飛行場に飛来したことにより、空母艦載機の移駐が開始されたとの説明がありました。
8月9日 大木大和市長は、国から、E-2Dが岩国飛行場に到着し、空母艦載機の移駐が開始されたとの連絡を受けて、「今後、国が示したスケジュールに沿って、着実に移駐が進められていくものと捉えているが、ほとんどの空母艦載機は、今も厚木基地に飛来しており、お盆休みを控えて騒音被害が懸念される状況である。国はこの移駐を確実に完了させることはもとより、移駐後に市民が負担の軽減を実感できるよう、今後もしっかりと取り組みを進めていただきたい。」とコメントを発表しました。
8月18日 県と大和市を含む基地関係9市からなる神奈川県基地関係県市連絡協議会は、外務省・防衛省を訪問し、「基地問題に関する要望書」を提出しました。
【参考】神奈川県基地関係県市連絡協議会について(神奈川県ウェブサイト)(外部リンク)
8月25日 大和市基地対策協議会(会長・大木哲大和市長)は、防衛省・駐日米国大使館・外務省・総務省を訪問し、「厚木基地の早期返還と基地対策の抜本的改善に関する要望書」を提出しました。
9月1日 国(防衛省)は、在日米軍司令部から、9月1日から9月6日まで空母ロナルド・レーガン艦載機の着陸訓練を厚木基地で実施する予定である旨の通知があったことを発表しました。
9月1日 空母ロナルド・レーガン艦載機の厚木基地での着陸訓練に関する防衛省の発表を受けて、大木大和市長は、厚木基地及び外務省、防衛省を訪れ、在日米海軍厚木航空施設司令官マック大佐及び河野外務大臣、小野寺防衛大臣に対し、着陸訓練が厚木基地で実施されれば、市民生活へ計り知れない影響を及ぼすことから、全ての訓練を硫黄島で実施するよう直接強く要請しました。
9月1日 空母ロナルド・レーガン艦載機の厚木基地での着陸訓練に関する防衛省の発表を受けて、県と厚木基地周辺9市(大和・綾瀬・相模原・藤沢・茅ヶ崎・海老名・座間・横浜・町田)は、在日米海軍司令官、在日米海軍厚木航空施設司令官らに対し、着陸訓練が厚木基地で実施されれば、日ころから騒音被害に苦しむ基地周辺住民に、さらに耐え難い苦痛を与えることから、全ての訓練を硫黄島で実施し、厚木基地での訓練をただちに中止するよう強く求めました。
9月5日 国(防衛省)から大和市に対し、厚木基地における空母ロナルド・レーガン艦載機の着陸訓練は9月5日ですべて終了したとの情報提供がありました。
9月7日 空母ロナルド・レーガン艦載機の着陸訓練が9月1日から5日まで厚木基地で実施されたことに関し、神奈川県及び基地周辺8市(綾瀬市、相模原市、藤沢市、茅ケ崎市、海老名市、座間市、横浜市、町田市)と共に要請活動を実施し、二度と空母艦載機着陸訓練を厚木基地で行わないことや、恒常的な空母艦載機離着陸訓練施設の早期選定・整備、早期かつ確実に空母艦載機の移駐を完了させるよう、外務大臣及び防衛大臣に対し強く求めました。
9月8日 空母ロナルド・レーガンが横須賀を出港しました。
9月30日 日米合同委員会において返還が合意された厚木海軍飛行場の一部土地について、米側から返還されました。
  • 返還内容
    • 所在地:大和市、綾瀬市、海老名市
    • 返還面積:約1.3ヘクタール(うち大和市域:約0.91ヘクタール)
    • 返還日:平成29年9月30日
10月24日 神奈川県及び大和市を含む厚木基地周辺9市の首長及び議長等により構成される厚木基地騒音対策協議会は、外務省・防衛省・駐日米国大使館等を訪問し、厚木基地における米空母艦載機の夜間連続離着陸訓練による航空機騒音の解消等に関する要請活動を行いました。
【参考】厚木基地騒音対策協議会について(神奈川県ウェブサイト)(外部リンク)
11月24日 空母ロナルド・レーガン艦載機C-2が、沖の鳥島北西の海上に墜落したことを受けて、大木大和市長は在日米海軍厚木航空施設司令官に対して、速やかな情報提供及び再発防止に万全を期すとともに、航空機の安全確保の徹底について要請しました。
11月26日 防衛省南関東防衛局から大和市に対し、空母艦載機の移駐に関する説明がありました。その中で、11月27日頃から、FA−18の2部隊及びEA-18Gの部隊が岩国へ移駐する予定であり、C-2の部隊の移駐については、現在、米側において調整中で、平成30年5月頃、FA-18の2部隊が岩国へ移駐する予定との説明がありました。
11月26日 防衛省南関東防衛局から、空母艦載機の移駐に関する説明を受けて、大木大和市長は、「空母艦載機の移駐は、国が示したスケジュールに沿って着実に進められているとはいえ、騒音被害の主な原因であるスーパーホーネットの移駐がいよいよ開始されるものと捉えている。この移駐が、長年にわたり騒音被害に苦しんできた市民の負担軽減に確実に結び付くものとなるよう期待する。また、本年9月に5年ぶりに厚木基地で空母艦載機の直陸訓練が行われたことを踏まえ、移駐完了後の空母艦載機の運用や厚木基地周辺の騒音状況等について早急に明らかにしていただきたい。」とコメントを発表しました。
11月28日 防衛省南関東防衛局から大和市に対し、空母艦載機の移駐について、11月28日にFA−18の2部隊及びEA-18Gの部隊が岩国へ移駐した、との情報提供がありました。
12月3日 防衛省南関東防衛局から大和市に対し、空母艦載機の移駐について、米側からC−2の部隊は早ければ12月4日に岩国へ移駐するとの情報提供があった、との説明がありました。
12月4日 空母ロナルド・レーガンが横須賀に入港しました。
12月5日 防衛省南関東防衛局から大和市に対し、空母艦載機の移駐について、12月5日にC-2の部隊が岩国へ移駐した、との情報提供がありました。
12月22日 防衛省南関東防衛局から大和市に対し、NHK放送受信事業の見直し等に関する説明がありました。
※NHK受信事業の見直しの内容につきましては、防衛省南関東防衛局周辺環境整備課(電話:045-211-7111又は045-211-7166)に直接お問い合わせください。
【南関東防衛局ウェブサイト】防衛施設周辺におけるNHK放送受信料の助成制度(防衛施設周辺放送受信事業)の見直しについて(お知らせ)(外部リンク)
12月22日 防衛省南関東防衛局からNHK放送受信事業の見直し等に関する説明を受けて、大木大和市長は防衛大臣に対し、移駐は完了しておらず、移駐後の厚木基地の運用や騒音状況の変化等詳細も明らかにされない中、助成廃止を含めた大きな見直しを行うことは時期尚早であり、日頃より様々な負担を強いられている市民への影響は多大で到底納得できるものではなく、引き続き基地近傍地域で真に必要とする世帯に対してNHK受信事業を継続させるとともに、住宅防音工事の助成対象とされていない昭和61年告示以降に建築された告示後住宅への早期助成着手や、学校等の防音工事の更なる推進など、航空機騒音の実態に即した防音対策の拡充に取り組むよう強く要請しました。
3月23日 防衛省南関東防衛局から大和市に対し、空母艦載機の移駐に関する情報提供がありました。その中で、今般、米側から、天候の状況等により変わり得るが、早ければ3月24日から、FA−18の2部隊が岩国へ移駐する予定との情報提供があった、との説明がありました。
3月31日 防衛省南関東防衛局から大和市に対し、FA-18の2部隊について、岩国への移駐が3月30日に完了したとの情報提供がありました。

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市長室 基地対策課 基地対策係
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