認知症シンポジウム参加者アンケート結果(令和5年9月29日開催)

更新日:2023年10月24日

令和5年9月に開催した認知症シンポジウムへのご参加ありがとうございました。

参加者は約400名、このうち約7割の約280名の方からアンケートの回答をいただきました。ご協力ありがとうございました。

登壇した認知症当事者の方に対して、「当事者の話を初めて聞いた」「とても参考になった」「勇気をもらえた」など、たくさんのコメントをいただきました。

「認知症になっても前向きに生活できる」など認知症に対するイメージの変化、「認知症に自分がなったとき不安」など自分ごととして捉えたときの思い、「外に出て仲間をみつけたい」「地域のつながりを大事にしたい」など、参加者お一人おひとりの認知症に関する思いについて、さまざまな感想や意見がありました。

アンケート結果の概要

基調講演の内容はいかがでしたか

・認知症になっても周りが寄り添って普通の生活ができるようにしていくことが大事だとわかった。

・認知症になったら世間から離れていく、ではなく沢山の人がなる病気だからこそ仲間を見つけて生活を工夫していけると感じた。    

・「ちょっと地域で活動してみようか」という力を抜いた助け合い精神なら私も参加できるのではないかという気持ちになりました。

・ライフステージの中で他にも大変な時期があるけど(子育ての時期、親の介護の時期など)それと似ていて自分だけで溜め込まないほうがいいことだと思った。      

認知症当事者と対談・パネルディスカッションの内容はいかがでしたか

・自分らしく生活していることがとてもよく分かり、新しいチャレンジをしているところが凄い。 

・病気に罹っていると言う点で大変なこともあると思うけど、病気は彼らの人生のほんの一部だと感じられた。 

・周りの環境が大切で、環境によって本人が前向きになり、結果良い方向につながると感じました。

・認知症である家族の介護に悩んだ経験しか無かったが、認知症といっても症状の幅が広いことがわかった。 

今回のシンポジウムに参加して、認知症へのイメージは変わりましたか

・認知症になっても意思を持って生活し、人生を楽しく生きることができるのだと感じました。

・認知症の人でも特別な人ではないと気がついた。 

・認知症とは負のイメージであったが正のイメージに変わった。恐れることではないと思えるようになった。

シンポジウム全体への感想やご意見など

・町の中にこれほどの味方がいることが分かり認知症の父をもっと外出させたいと思った。

・GPSなど人に優しいテクノロジーが発達することが大切だと認識致しました。

・認知症の人達の作品展も見てきました。細やかな作品がすごくて驚きました。