認知症シンポジウムを実施しました(令和5年9月29日)

更新日:2023年10月25日

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認知症シンポジウム~市内1万人の認知症の人たちの声を聴き、 暮らしやすいまちに~

令和5年9月29日(金曜日)、大和市文化創造拠点シリウス  メインホールにて、認知症シンポジウムを開催し、約400人の方々にご来場いただきました。

市では、令和3年9月に「大和市認知症1万人時代条例」を制定し、全国に先駆けて認知症施策を進めてきました。例年、市民が認知症に関する理解を深めるための正しい知識の普及啓発の機会として認知症講演会を実施しておりますが、今年度は、市内在住の認知症当事者が登壇するシンポジウムを開催しました。

第1部では、認知症介護研究・研修東京センター 副センター長 永田 久美子氏を講師に迎え、『認知症の「新しい常識」:みんなが元気に!』をテーマに基調講演を行いました。

第2部では、永田 久美子氏とともに市内在住の認知症当事者2名が参加し、「認知症のご本人が語る普段の暮らしとこれから」をテーマにパネルディスカッションを行いました。

本シンポジウムを通じて、認知症について理解を深めていただくとともに、「認知症とともに歩むまち」の実現に向けて、一緒に考えていくきっかけとなりました。

基調講演

■講師

永田 久美子 氏

認知症介護研究・研修東京センター 副センター長

新潟県三条市出身。千葉大学大学院看護学研究科修了。

認知症になってからも、誰もがあたりまえに自分らしく暮らし続けられることをテーマに、本人が(小さな)声を発信し地域で活躍することを推進、本人の声に根差したケアと人材・チーム育成、市町村ごとの風土と文化を活かした共生のまちづくり等に取組んでいる。

厚労省、経産省等の研究事業の委員、NHK厚生文化事業団「認知症とともに生きるまち大賞」選考委員長。

認知症の「新しい常識」:みんなが元気に!

皆さんは、“認知症になるとどんどん悪くなる一方でその後の人生は絶望的だ”と思っていませんか。

いま、認知症があたりまえの社会になっています。

これからは、認知症になっても大丈夫、地域でともに暮らせるという「新しい常識」に変えていく必要があります。

現在わかってきていることは、「新しい常識」が広がった地域で暮らしていると、自分らしく暮らし続けることができ、発症や進行もゆっくりになる。本人のみでなく、家族、地域の人、みんなが、暮らしやすいということです。

認知症の人は、自分の一歩先を行く先輩です。

認知症があっても、支えられる一方でなく、地域の支え手として活躍している人はたくさんいます。認知症の人自身が、次に続く本人、そしてすべての人に「新しい常識」を身をもって示し、希望を伝える時代になっています。

日々の中で、やりたいことを「ちょっと一緒に」楽しいひと時を、過ごす仲間の輪を広げていきましょう。「認知症になっても、いっしょによろしくね~」と言いあえる仲間を 自分の周りに、一人、二人と増やしていきましょう。

一人ひとりがよりよい人生を送り、地域であたりまえに暮らし続けられるよう、認知症の「新しい常識」を広げていきませんか。

パネルディスカッション

■登壇者

市内在住の認知症本人2名

永田 久美子 氏(認知症介護研究・研修東京センター 副センター長)

市内地域包括支援センター職員

人生100年推進課職員2名

認知症のご本人が語る普段の暮らしとこれから

永田 久美子氏とともに市内在住の認知症当事者2名が参加し、「認知症のご本人が語る普段の暮らしとこれから」をテーマにパネルディスカッションを行いました。

▶普段の暮らし

「犬を飼っていて散歩に連れていきます。認知症の進行予防に役に立つのではないかと考えています。なるべく進行を遅らせて、家族と今の暮らしを続けたいと思っています。」

「買い物は家族と一緒にいくことが多いです。重い荷物を持つのが私の役割になっています。」

「自宅のトイレのドアに「トイレ」と書いたメモを貼るなど自分で工夫しながら生活しています。家族を頼るときは頼っていつも感謝しています」

「暗くなると道に迷う不安があるので、GPSを使って家族と位置情報を共有しています。もし何かあったら家族に探してもらおうと思っています。」

▶認知症について思うこと

「友達に話した時、変わらず接してくれて意外と平気なのかも?と思いました」

「周りの理解があると、普通に生活ができると思います」

▶わすれな草の会の活動

「わすれな草の会は、若年性認知症の本人と家族の会です。先日は、大和市クリーンキャンペーン「清掃の日」の活動にも参加しました。会の行事に参加するたび、同じ当事者の仲間だという意識が強くなって、積極的に参加しています。」

▶これからやりたいこと、のぞむ暮らし

「テニスに挑戦したいと思っています。」

「自分でできることは自分でしたいと思います。認知症があっても活躍できる機会がほしいと思います。何か気になったらまずは見守ってくれたらうれしいです」

<当日のスライド(一部)>

家族とお買い物

生活の工夫

わすれな草の会の仲間

ごみ袋が6つも

認知症の本人もシンポジウムの運営に参加

認知症の本人もシンポジウムの運営に参加し、受付では、来場された皆さんをお迎えしました。

パネル展示

受付ホールでは、パネル展示を行い、大和市の若年性認知症本人・家族会である「わすれな草の会」、地域包括支援センターの取組などを紹介しました。

展示した各パネルの詳細は、リンク先をご覧ください。

認知症の本人の作品展「作品展 認知症とともに」

サブホールでは、認知症の本人の作品展「作品展 認知症とともに」を実施しました。

詳細はリンク先をご覧ください。

参加者アンケート結果

認知症シンポジウム参加者アンケートの結果をとりまとめました。アンケート回答のご協力ありがとうございました。

アンケート結果の詳細はリンク先をご覧ください。

この記事に関するお問合せ先

健康福祉部 人生100年推進課
〒242-8601 大和市鶴間1-31-7 (保健福祉センター5階 案内図
長寿福祉係:046-260-5611
いきいき推進係:046-260-5613
認知症施策推進係:046-260-5612

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