オレンジイノベーション・プロジェクト展がやまとオークシティで開催されました(令和6年1月20日)
オレンジイノベーション・プロジェクト展
経済産業省主催「オレンジイノベーション・プロジェクト展」~認知症当事者とつくる、誰もが生きやすい社会~が、令和6年1月20日、やまとオークシティで開催されました。
オレンジイノベーション・プロジェクトでは、認知症になっても自分らしく暮らし続けられる「共生」社会の実現を目指し、認知症の人が主体的に企業や社会等と関わり、認知症当事者の真のニーズをとらえた製品・サービスの開発を行う「当事者参画型開発」の普及と、その持続的な仕組みの実現に向けた取組を推進しています。
先進的な取り組みを進める企業等が、全国から本市に集まり、イオンモール大和、イトーヨーカ堂大和鶴間店の2会場において、ブース展示を行いました。店舗を訪れた多くの買い物客が、各社の製品・サービスを見学・体験しました。また、企業や団体の関係者も多く訪れ、各ブースでは情報交換が盛んに行われていました。
また、イオンホールでは、セミナーやトークセッションが開催され、多くの市民や企業関係者、専門職が参加し、用意した座席がほぼ埋まる活況ぶりで、関心の高さが感じられました。
経済産業省セミナー、トークセッション
経済産業省セミナーでは、認知症領域における最新の取組について紹介され、認知症との共生に向けて、当事者が主体的に企業と共創することが必要であり、当事者参画型開発の取組が進められていることが説明されました。
トークセッションでは、「認知症世界の歩き方」の著者である特定非営利活動法人イシュープラスデザイン代表 筧 祐介氏と、市内在住の認知症当事者が登壇しました。
当事者として自らの経験から、認知症と診断されたときのこと、日常生活の様子などについて対談が行われました。また、「認知症世界の歩き方」は、当事者の自分が思っていることを代弁してくれているようで、とても嬉しく、本が擦り切れるくらい読みました、とエピソードが紹介されました。
経済産業省セミナー
認知症について講演
認知症当事者とのトークセッション
ブース展示
今回のブース展示では、位置情報を利用したナビゲーション、離れた家族とのコミュニケーションツール、健康管理ができるスマートウォッチアプリなど、情報技術を活用した製品やサービスが目立ちました。多くの担当者が、高齢者の情報機器への苦手意識の払拭を課題と捉えており、認知症にかぎらず、誰でも簡単でわかりやすいものとなるよう様々な工夫をしていることがわかりました。
今後は認知症当事者に寄り添った製品・サービスの開発がますます進むことが期待されています。
市内在住の認知症当事者のなかには、スマホの位置情報機能を活用することで自由な外出を続けることができ、家族も安心して見守れるという人がいます。
認知症のある人もない人も、いつまでも自分らしく暮らし続けるために、さまざまなサービスや製品に関心を持ち、ぜひ皆さんの暮らしの参考としていただければと思います。
会場の様子(イトーヨーカ堂大和鶴間店)
店内の様子
多くの企業等の参加がありました
経済産業省の取組紹介
家族の声による音声ナビ
モノが無くならないトートバッグ
結ばなくていいエプロン
独自の音声技術を活用した対話支援機器
自分の好きな運動や身体活動をサポートするアプリを開発
会場の様子(イオンモール大和)
離れた家族とのコミュニケーションツール
家族をつなぐコミュニケーションロボット
ものづくりにチャレンジ
当事者の作品による作品展を行いました
神奈川県の取組紹介
大和市の取組紹介
【出展企業等】
株式会社welzo/株式会社オールアバウトライフワークス/株式会社CogSmart/Hubbit株式会社/ユカイ工学株式会社/ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社/LOOVIC株式会社/KAERU株式会社/株式会社フェリシモ/株式会社ミートショップヒロ/リンナイ株式会社/株式会社ワイズ・ヒューマン
経済産業省/神奈川県/大和市
※各社の取り組み詳細は、下記HP「実践企業・団体」をご覧ください
https://www.dementia-pr.com/

更新日:2024年02月05日