健康テラスミニ講座「介護経験者が語る認知症との向き合い方」を実施しました
大和市立図書館の健康テラスミニ講座「介護経験者が語る認知症との向き合い方」を令和5年9月13日および令和5年9月27日に実施しました。
講師は、認知症の人の介護を経験した方で、介護者向けパンフレット「かいごのこころ」作成ワーキンググループのメンバーとして活動しています。
両日で、計4名が登壇し、それぞれの介護の経験をもとに講話を行いました。
参加者は、2日間で延べ50名となり、会場は両日とも満席となりました。
参加者のなかには、家族の介護を経験しているという方も多く、関心の高さがうかがわれました。
講演1
大脳皮質基底核変性症を発症し認知機能低下、認知症を併発した妻を介護
「私から⾒ておかしな⾏動も、本⼈にとっては正しい⾏動であると理解できると、より愛情を持って接するようになりました。気持ちに寄り添い、⾏動を共にすることで、信頼や安⼼感を持たせることができました。」
講演2
58 歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断された妻を介護
「認知症の末期になったら、ほとんど何もわからなくなっていると考えている人も多いかもしれないが、そんなことはないとわかりました。確認のすべはないが、妻が亡くなるまで意思疎通はあったと信じています。」
講演3
アルツハイマー型認知症の妻を介護
講演4
65歳で若年性認知症と診断された妻を介護
「夫婦生活50年を迎えたら楽しい旅行をしたいと夢見ていましたが、認知症になるとは予想もしませんでした。こどもたちから提案があり、昔暮らしていたまちに親子4人でいってきました。こどもが生まれた病院、お宮参りした神社にいくと、妻はとても喜んでいました。」
皆さんへのメッセージ
今回のミニ講座は、認知症の人を介護している皆さんへ、これまで介護で経験した想いや学びを参考にしてほしいという願いをこめて、実施いたしました。何かのご参考になる点があればうれしく思います。
介護者向けパンフレット「かいごのこころ」は、Vol. 3「介護の アイデア 編」を新たに公開しました。こちらも、ぜひご覧ください。
更新日:2023年10月05日