令和6年度認知症多職種協働研修を開催しました
12月13日・20日の2日間に渡り、のべ80人が参加し開催
地域・社会・仲間とのつながりを大切に~本人の「想い」をカタチにする~
【講師】 100BLG株式会社 前田隆行氏
今年度の大和市認知症多職種協働研修は、内閣府における認知症施策推進関係者会議の委員のおひとりでもあり、認知症の人と一緒に様々な活動をされている100BLG株式会社取締役の前田隆行氏を講師としてお迎えし、認知症の人が望むこと、望む生活のあり方を考えることを目的にした研修を行いました。

みんなでまとめた意見を発表しました
1日目には講師から100BLGが行っている認知症の人の声から生まれる活動や取組みについてご紹介いただき、認知症の人がやりたいことを知る方法についてグループワークを行い、討論で得た内容をグループごとに発表しました。

グループワークは意見をまとめるファシリテーターの腕の見せ所

”炎の料理人”誕生となるか⁈

認知症のご本人も参加して自らシートに書いています
2日目は「共生社会」の実現に向けて認知症の人のやりたいことを実現するためにどのように企業へ働きかけを行ってきたか、その過程で生じた企業側の意識の変化や、多職種で考える「共生社会」についてグループワークを行い、それぞれの考える「共生社会」について発表を行いました。

自転車で出かけることをつづけたいんです

この場の出会いから新たな活動へと発展の兆し
みんなでコーヒー飲みながら話をしようよ
アンケート集計結果

今回は専門職だけでなく、認知症の人、その家族、チームオレンジのメンバーなどの市民も参加しました

ほとんどの方から理解を深めることができたと回答をいただきました

認知症の人がいるグループでは直接、本人から話を聞けたこともあり、満足度は高かったようです

「認知症観は当たり前の姿をこちらが知ろうとすることだと学びました」という感想をいただきました
【今回の研修で印象に残ったことや感想】(一部抜粋)
・素でいられるようにすること大事。
・病気からではなく、人として見て考えることがあまりなかったので良い機会でした。
・本人のちょっとした一言を知ることの大切さ。
・認知症の人にも可能性はいっぱいあると知った。
・認知症だからと決めつけないことが大事だと思う。
・難しく考えずまずは、話そうという言葉がよかったです。
【今回の研修で「共生社会」のイメージは出来たか?出来た理由】(一部抜粋)
・共に生きる。楽しく。
・認知症があっても特別なことではなく、当たり前に社会とつながれること。
・みんなで協力しながらしていくこと。まずは話す場から。
・講師の話やグループワークでの話し合いでイメージをふくらませることができた。
・理想ではあるが「出来ない」ではなく、一歩ずつ進む気持ちが大事。
研修後の活動について
今回の研修、グループワークで得たことを地域に戻って実践してみましょう。
小さな一歩でも活動です。
遠慮せずに活動の様子をお知らせください。
【写真の提出】
・活動した様子を「写真1枚」に記録(ホームページ等を含め公開可能か要確認)
【提出先】
・人生100年推進課 認知症施策推進係宛
【提出の目標】
・令和7年3月31日(活動は継続!)
【発表・掲示】
・市ホームページ、令和7年度認知症講演会等で公開予定
更新日:2025年04月24日